カテゴリ:エトセトラ
年賀状もようやく書き終えて、迎春準備の買い物もほぼ済ませ、
ようやくホッとした時間を過ごしている。 おせちの準備に精を出すつれ合いを横目で見ながら、 僕はピアノの練習をしたり、CDを聴いたり、部屋の片づけをしたりしている。 我が家ではここ10年近く、大晦日から元日にかけて、 友人夫婦が泊まりがけで遊びに来るのが恒例となっている。 夫の方は、なんと僕の幼稚園からの同級生という仲だ。 (今は興味も薄れているのだが)紅白歌合戦をてきとーに見ながら、 飲んで食べて、ワイワイ騒ぐ。晩のメニューは、いつも鴨なべにしている。 午前零時にはシャンパンを抜いて、新年を祝う。そして、鴨なべの残り汁(これが旨い!)で、 「年越しそば」を楽しむというのがいつものパターンだ。 ところが先日、その友人から突然電話があった。 「父親が脳梗塞で入院したので、今年は行けないかもしれない」という。 幸い、病状は軽くて、命がどうこうという話ではないとのこと。 我々くらいの年齢になると、どうしても、友人の間で、 両親や祖父母の体調が(年末に限らないが)急におかしくなるということが少なくない。 そういうつれ合いの父親も昨今、あまり体調は良くない。 僕は、友人に「いいよ、気にしなくても。病状が安定してたら、 大晦日からは無理でも、元日のお昼からでもおいでよ」と伝えた。 実は、彼は大阪でも名だたる老舗イタリアン・レストランのフロア・チーフ。 今でこそ厨房はノータッチだが、もともとは料理学校出身で、 調理師免許も持っているので、ちょっとした酒の肴をつくるのがとても上手だ。 大晦日に来るときは、いつも手作りの一品をいろいろ持参してくれるが、 これがまた、ワインにも日本酒にも合う、絶妙の品が多い。 その彼が大晦日に来られないとなったから、うちのつれ合いもちょっと動揺している。 昨日幸い、「元日の昼くらいには行けそうだ」と電話があった。 同じ元日には別の2組の友人も我が家で合流する。 つれ合いは「う~ん、何かちょっと凝った一品を、もう何品か作らないと…」と思案しながら、 雑誌の「おせち料理特集」をいろいろ眺めているが、さてどうなることやら。 そういう僕は、チーズと合鴨の薫製と、生ハムを作って、 お助けするしかないけれど…。ごめんなさい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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