カテゴリ:エトセトラ
プライベートな日記で申し訳ありません。僕のハンドルネーム「うらんかんろ」の由来にもなっていた愛猫のうらん(♀)今朝2月10日午前2時、天国へ旅立ちました。12歳と3カ月でした。
うらんは週の初めから腎機能の低下で体調を崩し、かかりつけの獣医さんに入院するなどあれこれ治療の手を尽くしましたが、腎不全から来る尿毒症が悪化。最期は、「自宅で看取ってあげてください」という獣医さんの勧めで連れて帰って2日半一緒に過ごしました。最期の夜は一緒に寝て、僕と連れ合いのふとんの中に抱かれて安らかに旅立っていきました。 うらんは、母親が阪神大震災の被災猫で、その3匹の子のうち唯一の雌猫でした。大阪で開かれた里親募集の集いで、僕が一目惚れして、生後2カ月半で我が家にやってくることになりました。以来、うらんは常に我が家のアイドルであり、中心的存在でした。 この12年間、うらんは一日も欠かさず、我が家に明るさと癒しを与え続けてくれました。いたずらだけど、人なつっこくて憎めない、ほんとに可愛い猫でした。病気らしい病気はこれまでほとんどしなかったので、僕と連れ合いは、「うらんはきっと20歳くらいまでは大丈夫だよね」と言っていました。 腎機能がこんなに急激に悪化するとは想像もできませんでした。人間と同様、腎不全には決定的な治療法はありません。いかに進行を遅らせるかが治療の中心です。加えて猫は腎機能が悪化しても、人間とは違って、人工透析に通ったり腎臓移植をしたりはできません。 猫の腎不全にも、早期に発見できれば進行を遅らせる薬はありますが、外見的症状だけでは早期発見が難しくて、猫には致命的な病気の一つといいます(血液検査で腎機能のマーカーが異常な値が出た時点では、すでに腎機能の75%が失われているそうです)。 我が家としては、毎年のワクチン接種は欠かさず、健康にも気を遣い、至れり尽くせりの世話をしてきたつもりでした。ことしのお正月も元気で迎えたので、今でも信じられない気持ちで、悲しくて悲しくて残念でなりません。 「お腹がすいたよう」とご飯をねだるうらん、「散歩に行こうよ」と玄関で鳴くうらん、「一緒にお風呂に入れてよー」と扉を叩くうらん、壁で爪とぎをして怒られるうらん、夜いつもソファに座っているとひざに乗ってくるうらん、暖かな日射しの中、出窓でまどろむうらん、もうそんな姿を見ることは永遠にできません。今はただ、大きな喪失感に心身ともに打ちのめされています。 この場をかりて、生前のうらんを愛してくださった皆さまに心から御礼申し上げます(実際にうらんに会ったブログの友人の方も何人もいらっしゃいます)。今は、4年前に先に旅立った「かんろ」と、天国で仲良く遊んでくれていると信じています。有難うございました。 PS.当分はブログを更新する気力がありません。しばらくお休みすることをお許しください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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