成田一徹・バー切り絵作品集
『NARITA ITTETSU to the BAR』
完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(299)
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/3047b957297ed31f758a0bb92223f970cc790c9a.89.9.9.3.jpeg)
空しき大戦の記憶 1995年
※きょうは原爆忌。悲惨な結果を招いた、先の無謀な大戦を思い起こす日である。という訳で本日は、ある意味、大平洋戦争での「無謀さ」を示す最大の象徴でもある戦艦大和の切り絵である。エッセイスト&作家・半藤一利氏(故人)の連載エッセイ「歴史探偵かんじん帳」(1994~95年、毎日新聞日曜版掲載)の挿絵として制作され、「戦時下の巻(4)」に添えられた。
ウイスキーを嗜みながら写真を見つめるのは半藤氏自身である。氏は綴る。「食うもの食わずに働きずくめに働いて、かかる大艦隊をつくり、すべて水底に送り込んだ近代日本の得体の知れぬ国家意思というものには、改めて仰天せざるを得ないでいる。(中略)貧しい日本人は全精魂を傾けて、このほとんど役立たなかった戦艦をつくり、失い、空しき栄光のみを遺産として将来に伝えることになった」と。
半藤氏も今や天上の人となった。76年後の今、我々は「過去」からどれだけ学んだのだろうか。人類はどれだけ進歩したのだろうか。
◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。
※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ
★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】 |
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/08/06 09:33:39 AM
コメント(0)
|
コメントを書く
[ITTETSU GALLERY] カテゴリの最新記事
もっと見る
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
エラーにより、アクションを達成できませんでした。下記より再度ログインの上、改めてミッションに参加してください。
x
Profile
うらんかんろ
大阪・北新地のオーセンティック・バー「Bar UK」の公式HPです。お酒&カクテル、Bar、そして洋楽(JazzやRock)とピアノ演奏が大好きなマスターのBlogも兼ねて、様々な情報を発信しています。
|
Free Space
▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。▼コロナ禍の家飲みには、Bar UKのハウス・ウイスキーでもあるDewar's White Labelはいかが?ハイボールに最も相性が良いウイスキーですよ。▼ワンランク上の家飲みはいかが? Bar UKのおすすめは、”アイラの女王”ボウモア(Bowmore)です。バランスの良さに定評がある、スモーキーなモルト。ぜひストレートかロックでゆっくりと味わってみてください。クールダウンのチェイサー(水)もお忘れなく…。
|
|