成田一徹・バー切り絵作品集
『NARITA ITTETSU to the BAR』
完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(323)
谷中の長久院 1990年頃
※1988年、神戸でのサラリーマン生活に終止符を打って上京した一徹氏は、台東区谷中(やなか)のアパートの一室に居を構えた。そして、結果的に東京ではそこで最も長く暮らすことになった。
「なぜ谷中に?」という私の問いかけに対して、「東京では珍しく空襲被害に遭わず、古い寺院も多くて、戦前の長閑な下町の良さがよく残っている。暮す人たち同士の距離も程良くて、時間や空間が心地よいんだよ」と語っていた。生涯、都内の下町を数多くの切り絵作品に残した一徹氏。谷中での暮らしがその画業に大きな影響を与えたことは間違いない。
この絵に描かれた長久院は、自宅アパートのすぐそばにあった。慶長16年(1611)創建の真言宗の寺。地元では「谷中のあじさい寺」として知られ、6月には小さい境内で約30種類のあじさいが楽しめる。一徹氏にとっても、仕事の疲れを癒す場所であったのかもしれない。
◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。
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Last updated
2021/08/30 08:46:15 AM
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うらんかんろ
大阪・北新地のオーセンティック・バー「Bar UK」の公式HPです。お酒&カクテル、Bar、そして洋楽(JazzやRock)とピアノ演奏が大好きなマスターのBlogも兼ねて、様々な情報を発信しています。
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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。▼コロナ禍の家飲みには、Bar UKのハウス・ウイスキーでもあるDewar's White Labelはいかが?ハイボールに最も相性が良いウイスキーですよ。▼ワンランク上の家飲みはいかが? Bar UKのおすすめは、”アイラの女王”ボウモア(Bowmore)です。バランスの良さに定評がある、スモーキーなモルト。ぜひストレートかロックでゆっくりと味わってみてください。クールダウンのチェイサー(水)もお忘れなく…。
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