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ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

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Dec 1, 2020
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「Finnish finishes」

 ひとりオーケストラごっこ、今週はシベリウス2番。第一バイオリン(のウラ)を数日ほど個人練習後、今日いよいよ動画に合わせて(妄想)本番。
 使用した動画は、何十年前の演奏か不明だけどバーンスタイン様がウィーンフィルをお振りになったもの。会場は楽友協会。
 
 シベリウスを弾くこと自体かなり久しぶりなので、なかなか新鮮。てゆーかシベリウスって誰もが一度はハマるわりにいつのまにか忘れてしまいがちな作曲家のような気もする。←チョー失礼

 さて、この曲ってほんとにシベリウスを(そしてフィンランドを)代表する曲なんだろか。ぼくは彼の交響曲だったら1番とか5番のほうが好きなので、なおさら意地悪な感想を持ってしまう。

 第4楽章はたしかにかっこよい。ただ、そこまでにたどり着く過程がビミョー。
 彼特有のクセを理解したうえで取り組むぶんにはチョー難曲というわけでもない(第3楽章は除く)。半音でじわじわ上昇、じらしまくっては後退。それを延々と繰り返す、とか、なかなか強靭な精神力を必要とする。

 合わせるのはタイヘン。よっぽどおじょーずな指揮者、おじょーずなオケじゃないと縦の線がいちいち合わない。大きく2つ振り、3つ振り、4つ振りとかばかり。速すぎず遅すぎないテンポ設定なので仕方ないとも言える。
 シベリウスが4分の6拍子をこよなく愛してることは知ったけど、4分の12拍子ってのも彼らしいし、慣れないと譜面が読みづらい。遅い楽章に128分音符だかが出てくるようなベートーベンの書き方とは真逆。読みづらいという点では同じ。

 あと、シベリウス全般に言えることだと思うけど、彼の曲は終わり方がヘン。さんざん盛り上げといて、唐突にかつ不完全燃焼的に終了するものばかり。余韻を残したいんだか残したくないんだか、「え、終わったの?」みたいな。演奏会場だと、拍手しはじめていいのか聴いてる人は一瞬ためらうはず。
 その点でも、ジャンっで終わるベートーベンとは異なる。





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最終更新日  Dec 3, 2020 10:01:17 AM
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