カテゴリ:映画、テレビ
<過去にぼくが鑑賞した劇映画>
サイドウェイズ Sideways(2004年アメリカ) オトナ男女数名がカリフォルニアのワイン地区を旅する話。確かぼくはこの作品で、アレクサンダー・ペインという名監督/脚本家さんの名前を知った。日本での再制作版あり(ぼくは観てない)。 ボトル・ドリーム、カリフォルニアワインの奇跡 Bottle Shock(2008年アメリカ) フランス産ワインこそがホンモノと思われていた1970年代に、当時まだ無名だったカリフォルニアワインの良さを立証した男(アラン・リックマン演)たちの話。興味深い話なのだけれど、本作を観るんだったら、後述のドキュメンタリー「モンドビーノ」のほうを観たほうがよいかと。 ブルゴーニュで会いましょう Premiers Crus(2015年フランス) 感想はここ。 おかえり、ブルゴーニュへ Ce qui nous lie(2017年フランス) 感想はここ。ぼくは上記「ブルゴーニュで会いましょう」のほうがずっといい作品だと思う。 <過去にぼくが鑑賞したドキュメンタリー映画> モンドヴィーノ Mondovino(2004年フランス/アメリカ) ワインを扱ったドキュメンタリーではたぶんこれが最も有名。決してわかりやすくは編集されてないので見づらいけれど、フランスの保守的なワイン業界とアメリカの好戦的な実業家との対比とか、かなり突っ込んで取材されている。 ソム三部作(アメリカ) Somm(2012年) Somm, Into the Bottle(2015年) Somm 3(2018年) 感想はここ。 以上。 ワインに関する映画観るなら、やっぱりドキュメンタリーで観たほうがいいというのがぼくの結論。役者さんがどんなに熱演してウンチク垂れてても、味とか匂いは伝わってこない。 いずれにせよ、映像観てて個人的にいつも気になるのは、試飲者さんたちがワインを口に含んで味わった後、吐器に吐き出す場面。いちいち飲み込んでいられないのは理解できるのだけど、どんなに上品に撮影しても決して美しくは見えない仕草。 ぼくが観察した限りでは、ホンモノのワイン通とか業界人さんたちは、ペっと吐き出すのではなく、ピュゥーっと細い線を描くように吐き出す。理由はよく知らない。 ワインに点数をつけてわかりやすく評価することで消費者を誘導していくアメリカ流の商売方法により、業界はここ二、三十年で世界的に大発展。今やどこにいても世界ぢゅうのワインが楽しめる時代。 でも、それってぼくら消費者にとってはほんとに幸せなことなんだろかとふと思う。個性あふれるご当地ワインがあちこちにあってそれでいいし、各地域で地元民のみに飲まれてればそれでも良かったのではないか。何世紀ものあいだこつこつと自分たちの好きなワインを作ってきたフランスのボルドーとかの小さな農家が、いつのまにか競争社会に巻き込まれ、海外の商売人たちに振り回されてるのを見ると、ちょっと考えてしまう。 ワインに限らず、地産地消という概念はほんとに大事。消費者にとって選択肢が多けりゃ多いほどいいと思い込むのはもはや時代遅れ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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