|
カテゴリ:南仏生活
日本語衛星放送JSTVを引き始めてもう1年以上が経過。
それはもう快適でなんと言ってもホームシック知らず! メディアの及ぼす力はスゴイ!と常々感じています。 日本ではフツーにテレビっ子だったpidoo、 フランスに来て流行の連ドラが見れなくなったのにかなりこたえましたが、 無意識のうちに見ていた時事ニュース、コレの欠乏症にはJSTVを引くまで気が付きませんでした。 JSTVのスゴイところはNHKBSニュースがダイレクトに入ってくるところ。 日本で起こる出来事は勿論、先日のロンドン・テロのように海外で起きた事件の日本人情報も知ることができて、 本当に助かっています。 在日時代には大して興味もなかった政治の話も(年齢のせいか?)気になるようになり、 遠いフランスから日本の今を観察しています。 で、気になったのが衆議院選挙。 在外選挙登録をしているのでpidooには投票権があるのですが、 領事館からは「選挙のお知らせ」のようなものは一向にやってきません。 日本では9月11日だからとのんびり構えていたけれど、 8月も20日過ぎくらいからJSTVのCMではしきりに「在外投票しましょう!」とやっていて、 世界一斉8月31日(水)から、早いところでは9月1日(木)まで、と伝えていることに気が付きました。 pidooの最寄の領事館は80キロ離れたマルセイユ。 そんな遠隔地の、しかもイエールなんかよりも大都会へ自分で車の運転をするのはとても自信が無い! 主人に連れて行ってもらうとしても、彼の仕事が休みの土・日にしか行けないな。。。 早速領事館のHPを開いても投票日情報なんて載っていない。 …随時更新してないのね…(-_-;) 開館時間内に電話すれば仏人男性が出て、 「選挙の日を知りたいんですけど」 と言えば 「選挙?今日も明日もやってるよ!」 とすぐに電話を切ろうとする。 「ちょっとまって、今週末やっているかを知りたいんです!」 と続けると 「僕は警備員だからそれは知らないな、5分後にかけ直して」 だったら出るなーーーーー(怒)!!!! 気を取り直して10分後に電話すると留守電。 15分後に電話しても留守電。 30分後に電話しても留守電。 律儀な日本人も日本社会から出てしまうとこんなふうになってしまうんですね(-_-;) 2時間後にようやく領事館職員が出て、親切そうな声に文句を言うのを忘れる。まあ、いっか。 結局9月4日(日)までという事を聞き、3日(土)はイザ選挙へ! 在外選挙は2000年に登録して1回行ったきり、ちょっと罪悪感を覚えながら領事館のドアを開ける。 必要事項を記入し、担当の女性に渡して聞いてみた。 「私で何人目ですか?」 すると隣りの女性と顔を見合わせ苦笑い、 「11人目です」 と肩をすくめる。 「ああ!良いほうじゃないですか!2000年の衆議院選挙にも来ましたがその時は私で3人目でしたから!」 と伝えると 「うち6人は領事館職員なんです…」 あ。。。。 今滞在中の、政治・経済に興味のあるという奇特な、いえ、素晴らしい大学生のSちゃんは 「在外選挙ってどんなだろう!!」 と目を輝かせて付いて来たのに、失望させてしまったかしら?? 南仏の在外選挙なんてこんなものさ(苦)。 しかし強く思ったのは宣伝のチカラ。 pidooは特に政治に興味があるわけではない、ごくフツーの日本人(だと思っています)ですが、 JSTVで在外選挙の知らせを聞かなければ今回の選挙は見逃していたと思う。 領事館のHPでさえ情報が手に入らず、電話でも忍耐力を必要とされ、 この投票人数の低さはまあ、妥当かと。 ということで選挙。 行ける環境が揃っている時にはなかなかその有り難さに気が付きません。 日本の皆さん、サクッと行ってきましょう(^^♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.06 16:59:07
[南仏生活] カテゴリの最新記事
|