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テーマ:DVD映画鑑賞(13977)
カテゴリ:映画感想
今回は『2 days トゥー・デイズ』です。 あらすじ: リーとダズモはふたりで車にいて、リーは盗聴している。その先には、オリンピックスキー選手ベッキーとその元夫ロイ。ふたりは痴話げんかをしていた。リーだけが聞いていて、ダズモは聞かせてもらえず不満に思っていた。ふたりはベッキーの家へ向かう。 テディは落ち目の脚本家兼監督。家賃を4か月も滞納し大家に催促される。拳銃自殺を考えるのだが、彼の唯一の気がかりは愛犬ボギーの処遇だった。 リーはベッドに眠るベッキーに麻酔を打ち、ロイに拳銃を突きつける。ストップウォッチを見せ、1分間に3つの質問をするから答えろ、とロイに命じる。ダズモは脇でタバコを吸いながら様子を見つめる。 質問1:リレハンメルの女の名は? ロイは「ヘルガ・スベルゲン」と答える。 質問2:ベッキーはお前の浮気に気付いていたのか? ロイが答えに躊躇うと、「心配するな。ヘルガは死んだ」と射殺体の写真を見せ、ロイは衝撃を受ける。 質問3:ヘルガは北朝鮮のスパイだったのか ロイは訳が分からないまま、スパイだった、と認める。 アランは車の運転中パンクし、路上駐車したところで腎臓結石に襲われ、向かいで車泥棒を働いていたゲイに救われる。 アルビンは売春捜査課の刑事。相棒ウェスを風俗店に潜入させ証拠をつかもうとするも、働いていた女の子に感情移入して手ぶらで帰ってきたウェスに怒り狂う。 リーはダズモを丘の上に連れてきて発砲する。そこに後から車が来て、中にはヘルガが。ふたりはグルだった。ロス殺害の罪をダズモに着せる計画だった。1分後、ダズモが残された車は爆発する。しかし、ダズモは防弾ベストを着用していて、命からがら車から脱出していた。そして忍び込んだ家には、病院から戻ったばかりのアランと秘書のスーザンがいた。ふたりを人質に取るダズモ。 翌朝、ベッキーが目覚めると隣でロイが射殺されていた。取り乱しあられもない姿で外に出て助けを求める。通りがかったのはアルビンとウェスが乗る車だった。 テディは妻の墓石の前で自殺をしようとするが、偶々墓参りに来た看護師オードリーに犬を預けようとする。彼女はテディを連れて犬をあげるつもりの弟アランの許へ向かう。 アルビンらはベッキーを連れて彼女の家へ。洗濯機の隅でタバコの包みを見つけたウェスに、ベッキーは「殺し屋たちのに違いないわ」と答える。ウェスは“犯人”ではなく“殺し屋たち”と云ったベッキーに疑いを抱く。 警察署での殺人課の刑事たちの事情聴取の後、ベッキーは“女友達”に迎えに来てもらう。“女友達”はヘルガだった。ベッキーはリーとヘルガを雇い、ロイの殺害を依頼していたのだった。ふたりはモーテルでリーと落ち合う。ベッキーは自分の家でロイを殺害したふたりを責める。報酬が彼女の家の金庫にあったからだ。リーはベッキーの家に金を取りに行く。 アルビンは自宅に戻り、別れた妻といる子供への誕生日プレゼントを用意する。ふと目にやった封筒には解雇通知が入っていた。警察官に不適格と診断されたためだった。 モーテルに残されたヘルガとベッキーはロイを巡ってケンカを始め、ベッキーはヘルガを誤射して逃亡する。 ダズモは夜を待ち、スーザン、テディ、オードリーを連れて逃亡を図る。アランは足手まといになるので殴って彼の家に置いて出た。 リーは家にいた殺人課の刑事ふたりを手際よく片づける。金を金庫から取り出し逃げようとしたところにウェスが現れた。彼はリーを殺人課の刑事と勘違いし、ベッキーが怪しいと自論を展開。リーは真相を知るウェスを殺そうと銃を向けたところに今度は傷ついたヘルガが現れた。咄嗟にウェスを殴りつけるリー。 銃創を見てヘルガは助からないと判断したリーは彼女を殺そうとする。ヘルガはリーに1分を求め、リーもそれに応じた。いざというときに弾がジャムり、リーはウェスの銃を探す。その隙を見てヘルガは逃げ出し、街道の車に助けを求める。そこに通りかかったのはダズモたちが乗る車で、オードリーは看護師としてヘルガを見過ごすことができず車を降りる。ヘルガを見て、ベッキーの家にリーがいるに違いないと考えたダズモは、テディとオードリーを置いてベッキーの家に向かう。ヘルガはオードリーに看取られ、息絶えた。 フラフラと玄関から出てくるウェスを挟んで、ダズモとリーは銃撃戦を繰り広げる。リーはダズモを挑発するようにウェスを狙う。ダズモは助けようと飛び出すが、リーはそれを見逃すことなく後ろからダスモを撃ち、ダスモは凶弾に倒れた。 リーがウェスに近づき銃口を向けた瞬間、ダズモは振り返ってリーに向け引き金を引くが乾いた音がする。弾切れだった。ダズモはやはり防弾ベストを着ていたため助かっていた。しかしリーがいよいよダズモに止めを刺そうと標的にし銃声がする。しかし倒れたのはリーだった。駆けつけたテディが自殺用に携えた銃で射殺したのだった。 リーが落とした金の入った箱を差し出すダズモに、ウェスはただ「行け」と云う。ダズモはテディに礼を云い、テディもダズモに礼を云うのだった。スーザンと共に車に乗り込むダズモ。テディは銃を示して「持っていくか?」と問う。ダズモは少し考え、「いらない」と答えた。 ベッキーはスキー道具一式を持って車に乗る。後ろのバンパーには"Reach for the gold NAGANO JAPAN”と書かれたステッカーが貼られていた。 テディはオードリーの勤め先へ愛犬ボギーをつれて訪れる。 ダズモはスーザンの勧めでカツラを脱ぎ捨て、リーの金を元手にブルックリンでピザ屋を開くと彼女に語るのだった。 ダズモ、アラン、アルビン、ベッキー、スーザン、オードリー、テディ、リー、ウェス、ヘルガの10人の2日間の物語。 残弾を数えないという初歩のミスをするのですから、ダズモは殺し屋としては素人だったのでしょう。中ごろで消えたアランとアルビン。アランはクズなのでいいのですが、アルビンは何だったのでしょう?もう少し救いを描いてくれてもよかった気がします。このふたりは必要なキャストだったのか疑問です。 また、ウェスが生き残ったので、ベッキーへの疑いは残されたまま。彼女が長野五輪を目指していることを示唆されていたと思うのですが、その後の彼女はどうなったのでしょうね? 見どころは年齢的に一番綺麗なころのシャーリーズ・セロンの濡れ場。この映画に限ったことではなくいつも思うのですが、果たして濡れ場は必要なのでしょうか?観客へのサービスか、監督なり脚本家なりが見たかっただけなんじゃないかと思えてなりません。 したらな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 13, 2013 03:26:29 AM
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