うんちくのつぶやき

十年ひと昔、と云います。
ひと昔前はゲームと云えばプレステやニンテンドーが主流でした。
ふた昔前はスマホなんてありませんでした。
三昔前は携帯電話がありませんでした。
四昔前は………。

エアポケット的な暇な時間は今も無くならないですが、その潰し方と云うのは多様になりました。

それにとどまらず昔から1日は皆平等に24時間与えられていたわけで、自分が携帯で遊んでいたり、TVを眺めていたりする時間にふと、携帯やTVがない時代の人は、もっと云えば電気が(送電網が)無かった時代の人はどんな過ごし方をしていたのだろうと、思いを馳せる刻があります。

私が小学生のころ、雨音を聴きながら無心になっていた憶えがあります。鮮明に、と云えば云い過ぎですが、それでもほかの記憶が薄れているなかとても印象に残っているのは確かです。

しばらくそんな時間を過ごした憶えはありません。
時代の進歩につれ“刺激”は強まっていき、それにもやがて慣れさらなる“刺激”を求める。ヒトと云うのはそう云うものなのでしょう。

ひとりの人が生きていく中でもめまぐるしく変化するのに、50年先、100年先のことなどとても想像できません。

100年前より明らかに便利になり、中産階級と呼ばれる人は確実に増えています。
でも100年前と100年後の人、生きやすいのはどちらだろう？と思うのです。