カテゴリ:ぴかままのお友達
前日の「春祭り」に続いて、この日はお友達Gさんの40歳の誕生日パーティです。
Gさんは、「け」の同級生Sちゃんのパパで、Sちゃんの弟JくんのPateneltern(洗礼時の代父母)を、Teru & ららら夫妻が引き受けているのです。 Gさんの誕生日は本当は4/1なんですが、幼稚園の春祭りと重なってしまったので、誕生会を翌日にずらしたんです。ドイツでは、誕生日が平日の場合お祝いの会を近い週末にずらして行う、というのはよくあることなのですが、前祝いというのは縁起が悪いということになっているので、たとえば誕生日が月曜日であったとしても、その前日の日曜日に繰り上げるということはせずに、次の週末まで待ってお祝いをするというのが普通です。 この日は残念ながら、Teru氏は別の街で夕方からのコンサートの本番で参加できませんでしたが、我々をGさんちまで車で送ってはくれました。Teru氏も実はほんのちょっと前の3/30が誕生日で、G家から3日遅れの誕生日プレゼントをもらっていましたよ。それがこの写真。なんだかわかります? 右のグラスは、Teru氏が所属して仕事をしている劇場の、合併前の時代のロゴ入りグラス。ここの劇場は、十年ちょっと前に隣町Altenburg市の劇場と合併されて合理化されてしまって名前が変わったので、このグラスは地元民ならではのレアものと言っていいのかも知れませんね。 カラフルな炎のような形のものは、Gさんの奥さんが手作りした、フェルト細工のゆで卵カバーです。卵立てに入れたゆで卵が冷めないように掛けておくカバーです。が・・・最近Teru家ではゆで卵をほとんど食べていないので、こうしてお部屋のデコレーションに化けてしまいました(笑)。色のセンスが、やっぱりなんかドイツ人だよなあ、という感じがしますね。 さてさて、誕生日パーティのほうですが、Teru氏の仕事の都合で、我々が行くのがちょっと早めの時刻になってしまったので、着いたらまずお昼をごちそうになりました。リガトーニのチーズ焼き。昼間から白ワインを酌み交わし、ふざけて子どもの皿からパスタを横取りする真似をしたりして楽しいお昼ごはん。 実はこの前後に、「け」、Sちゃん、Jくんと私の4人で暴れ回っておりました。「け」は乱暴な子ではなく、遊びの中で殴ったりする場面になっても、相手が痛くないようにちゃんと手加減をしてくれる繊細さを持っているのですが、Sちゃんはフルパワーで遊ぶタイプで、 それにつられて「け」も、いつもよりちょっと力が入ってしまいます。ふたりがかりで「ぴかちゃんかいじゅう」をやっつけるというシーンになって、私が袋叩きにされていたら、「け」の手が、たまたま力加減をしない状態で私の鼻にぶつかってしまったんですね かなり痛かった 鼻血こそは出なかったけれど、鼻を押さえてひっくり返っていたら、ふと頭上の方向に気配を感じる。見るとそこには、1歳児J君の顔がどアップ。何かムニャムニャ言いつつ、心配そうに見ているのです。まるで「だいじょうぶ?だいじょうぶ?」と声をかけてくれている感じです。「なんて優しい、いい子なんだ~」とメロメロになってしまいます。 3時を過ぎて、おじいちゃんおばあちゃんたちも集まりました。この日は、Gさん本人のではなく、奥さんのおばあちゃん(90歳!)とご両親、弟さんが集まりました。本人のお母さんは都合で参加できなかったようで、でもケーキをたくさん作って置いてくれました。 まず皆でケーキとお茶。我々が持参した、前日の幼稚園の残りも含め、かなりの量のケーキです。Gさんのお母さんのは砂糖をたくさん使ったものなので、アレルギー持ちの「け」は食べられません。それで、私が幼稚園用に焼いた抹茶シフォンの残り(砂糖の代わりに竜舌蘭シロップを使用)を食べます。Jくんもこれを気に入ってしまったらしく、抱え込んで食べていました(笑)。この子、まだ小さいのにかなりグルメだ、というのがママの評。私が作ったお豆腐は喜んで食べたのに、市販の固いお豆腐はペッと吐き出してしまうらしいです(小さい子だからこその味覚の鋭さじゃないかなとも思いますが)。 それから子どもたちはお庭へ。Gさんは夕ご飯用に地元名物テューリンガーソーセージを焼くということで、庭の片隅で炭火を熾し始めました。私は、暴れたのが祟って腰が痛くなってしまい、遊びには参加せずうろうろ。裏庭の畑を見てきましたが、まだサラダ菜の苗が植わったくらいで何にもありません。ここは夏になるとGさんが丹精した無農薬のお野菜とハーブの宝庫なんです。ことしはここで、小松菜と日本風のかぼちゃなんかも育ててもらうということのようです。 Gさんと私で、ソーセージの端をねじって閉じる作業(肉屋が手抜きをしてるんだ、とGさんはブツブツ言ってました)をしていたら、空模様が怪しくなってきて、ポツポツと雨が降ってきてしまいました。なんてタイミングのいい天気なんだ=3 Gさんは慌てて車庫の車を野天へと動かし、遊んでいた子どもたちとおじいちゃんは車内で雨宿り。ひきつづきGさんと私で、炭火コンロやソーセージなどを、車庫の屋根の下へと移動させます。そういえば前にも、ここの車庫でジンギスカン、したよなあ・・・。結局、お年寄りも多いことだし、庭では焼くだけ焼いて、焼き上がったのを家に持って入って食卓で食事という運びになりました。 だいぶ前にも書きましたが、Gさんは実はヴェジタリアン。だから、この焼きソーセージも焼いた本人は食べないんです。体質的に食べられないというのではなくて、自分の信条として「殺生をしない」ということのようで、乳製品や卵は食べるようです。 このヴェジタリアン君のための、私からの誕生日プレゼントは、もちろん、出来立ての手作り豆腐です。これまでにも、ここんちでジンギスカンをしたりする際には豆腐を作って持参していたのですが、一丁の豆腐を皆で分けて冷や奴で食べていたので、ホンの一口ずつしか食べられません。今回ばかりは誕生日プレゼントということで独り占めにしてもらいます(笑)。 ソーセージがそろそろ焼き上がる頃に合わせて、私はキッチンで豆腐を調理し始めます。 本当は冷や奴で食べてもらうのが一番なのですが、ここんちには醤油もないし。それだったらソーセージのように焼いたものを「ヴェジタリアン用焼きソーセージ」として出してあげよう、という思いつきです。半丁のお豆腐を適当な大きさに切って、小麦粉をまぶして、フライパンに油を敷いて焼きます。ちょうど、揚げ出し豆腐を作る要領です。ダシも醤油もないので、焼き上がったこれにハーブソルトをふりかけて一丁あがり。とても喜んでもらえました。 せっかくカメラを持っていって、ポケットに入れて歩いたのに、結局写真を撮っている余裕はありませんでした。カメラなぞ構えようものなら、途端に子どもたちに「退治」されちゃいますんで・・・ 帰りはGさんの奥さんの弟T君の赤い車で送ってもらいました。 「け」も連日のイヴェントでさすがに疲れたらしく、普段は誰よりも早く起きてひとりで遊んでいるのに、この翌朝ばかりはお寝坊。「幼稚園に遅れるよ~」とママに起こされてました ブラートブルスト この日焼いたのがパッと見た感じはこんな感じのもの・・・なんですが、サイズが違いました。テューリンガーは1本が120gほどもある、太くて長いソーセージです。このお店のは4本で120gということなので、結構小さめですね。 万博ドイツ館ハムソーセージセット ドイツの国際食肉加工品コンテストで金メダルを取得した腕前本場ドイツの味!焼きソーセージ3種... 地ビールレストランセット お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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