パンヌス(慢性表在性角結膜炎)
まりのパンヌス※注 個人的な内容ですので、ペットに関心の ない方は閲覧しないで下さい。目の様子が変だと気付いたのは5年前でした。開けずらそうにギョロッっとした目眼ヤニを取ろうと眼球をみたら灰色の雲がかかったように濁ってるこれが最初の出来事でした。私がお伝えしたいのは、【パンヌス】という目の病気です。《引用》パンヌスとは、角膜の中に血管が侵入しその周囲が白濁している状態です。原因ははっきりしてませんが、自己免疫が関係してます。ジャーマンシェパード、ベルジアン・タービュレンボーダーコリー、グレイハウンド、シベリアン・ハスキーオーストラリアン・シェパードが好発犬種とされています。角膜の細胞は、実は体にとっては異物と認識されます。普段は、角膜細胞はそれ以外の細胞と隔たれて存在しているため、問題は起こりません。角膜組織の中に血管が侵入してくると血液中の炎症細胞が角膜の細胞に対して攻撃を開始するため、炎症が起こり、血管の周りに肉芽組織が入り込んで白濁します。生まれつき逆さまつ毛とあって、毎月定期的に動物病院で抜いてもらっていました。あとで伝えますが、まつ毛を抜いていた事も症状を悪化させてしまったのかも知れません。目ヤニの薬を処方してもらっても、症状の改善なし白内障の手術も進められましたが…そこでセカンドピニオンを求めました。紹介はして頂かず、色々調べわたり設備の整った有名な動物病院に変わる事にしました。そこで白内障で無い事が分かり、取り敢えずはひと安心点眼薬や軟膏を処方しての治療ですが改善が見られないので、薬の変更また変更…気が付けば、数種類の点眼薬を2時間おきに!まるでモルモット状態の治療でした。病気に合う薬を探しているようにしか思えませんでした。掛かり付けの先生から、眼科専門医がある事を聞かされ紹介して頂く事にしました。できれば、もっと早く紹介して欲しかった。。。発症から1年半経過の後(現在は5年半)今は眼科専門の病院にお世話になっています。車で2時間ととても遠いですが病院は、完全予約制で私より遠い人も来られてます。治療開始1日目この【パンヌス】という病名を告げられました。まず最初に先生がおっしゃった事は、『わたしは99%逆まつ毛は抜きません!』えっ!毎月抜いてたんですけど~『ステロイドも最小限で治療して行きましょう!』通院して4年近くたちますが、まりの目はとても綺麗な状態で保っています。薬も1種類のみで、目の負担も少なくなりました。パンヌスという病気は発症しなければ問題ないそうですまりも6歳となり間もなくシニアの仲間入り!またいつか、パンヌスが発症したとしても年齢的に後悔はないです。