flutter of birds ~鳥達の羽ばたき~ 感想まとめ
2001年にシルキーズから発売されたマップ移動型の18禁アドベンチャーゲーム相当に破壊力のある泣きゲー、泣きゲー、泣きゲー(T-T)田舎の診療所を舞台にヒロイン達の闘病や死を絡めたあざといまでのお涙頂戴ストーリーが展開されます【あらすじ】主人公・松井裕作は叔父の持つ地方の診療所で、夏休みを利用した手伝いを頼まれる。医学生である彼が受け持つのは、診療所の雑用と入院している同世代の女の子達の相談役としてのメンタルケア。小さいとはいえ初めての医療現場に悪戦苦闘する中、入院患者の少女達や村の中で新たに出会う少女達との絆を深めていく…。広大な大地とどこまでも続く青い空。頬をなぜる爽やかな風と小さな笑顔。やがて近づく夏の終わりと共に訪れる穏やかな時間の終焉……。【感想】ルートにもよりますが、ヒロインが死んでしまうような話もありその過程に強烈に涙が誘われるまさに「泣きゲー」舞台設定上多くのヒロインが重い病に冒されていたりするので自然と闘病モノが中心となる構成です…かなりあざとくお涙頂戴にもっていってる感じのするシナリオもありますが、それがツボにはまっているのでやっぱり泣けてしまう(笑)もちろん、コミカルな立ち回りのキャラクターもいるんですが、終わってみるとやっぱりヒロインとのシリアスで哀しいストーリーが印象に残ってしまいます特にバッドとグッドの2つのエンドが用意されているヒロイン3人はどれも溢れる涙が抑え切れなかったです(T△T)とにかく哀しく切ない不幸な感じの話で泣きたい人には猛烈にオススメできますねぇそしてそんな哀しいシナリオを盛り上げるのが、BGM…というか挿入歌これがもう何ともいえない泣けるシーンで挿入されてくるんですよぉ何人もヒロインを攻略していくと、この音楽が流れたら条件反射的に泣けてしまうように調教されてしまいそうです(笑)CD-DAなので最近のPCではBGMならないケースもありそうですが何とか鳴らしましょう、苦労して鳴らしてよかったと思ってます( ̄▽ ̄;)!クリア後のアルバムモードと称してヒロインの回想付でCG鑑賞できるのもよかったですねぇ、個人的には原画は好きな感じではないですが、やってるうちにやっぱし感情移入しちゃいますね(笑)でもやっぱし難点も幾つかあるんですよねぇそれがシステム面での不備…フルスクリーン起動のみとかセーブ数が少ないとか既読スキップなしとかマウスホイール非対応とかねぇでもまぁ古いゲームをメインでしてる自分には許容範囲ですかねぇそれよりもマップ移動型でいきたい場所を選んでヒロインと会ったり、しかもそれがたまにランダムなのに結構苦痛を感じちゃいました攻略対象ヒロインが8人と多く、それなりに話も長いので結構時間は喰いますけど泣きモノが好きならやる価値ありですよ~(≧∀≦*)ちなみにflutter of birds2というゲームもあってこちらもかなり泣き系だとか…そのうちぜひやってみたいもんだ☆良かったトコ・何と言っても泣けるシナリオ、まさにこのためにこのゲームしてますってほど・挿入歌、エンディング曲もかなりいい感じ。何と言っても挿入歌の使用ポイントがツボ・CG鑑賞にヒロインの回想ボイスありのアルバムモードはある意味新鮮でした。その代わり普通にCGが見れるモードがないのは残念だけど…★悪かったところ・原画は好みではないんですよねぇ…残念( ̄~ ̄;)・システム面がかなり悪いです、親切ゲームになれた人だと感動する前に投げ出していまうかもしれないですね(汗)・マップ移動型の行動選択はこの手の感動を求めるゲームだと面倒臭いだけかも… (個別ルート紹介はプレイした順番)●琴羽ルート読書の好きな深窓のお嬢様って雰囲気の診療所の入院患者見た目の印象そのままのお嬢様って感じですねぇ…彼女の抱える病気、そしてその原因となった心の問題が中心となってますとある少女を介して主人公と仲良くなっていく彼女が心に抱える問題を乗り越えていく最初に彼女の病気が分かるシーンはちょっとインパクトありましたお話そのものはそこまで激しく不幸モノではないのでこのゲームでは軽く読めるほうかな●白風ルート白風と書いてシロップと読むドジっ子属性な車椅子のメガネっ子の入院患者(笑)妙に気合を入れたり、ドジっぷりをすぐばれる嘘でごまかそうとする辺りがウプププ見た目的には好みでないんだけどねぇ、個別では遠出もできない彼女と丘へのお出かけを目指して頑張り、そんな彼女の病気が悪化し…みたいな闘病感溢れるものなんだけどねぇどうにも他のルートに比べると印象薄し(笑)●大気ルート主人公の幼馴染のいとこでかつ、診療所のクマ先生の娘でその手伝いをする看護士見習いの大気おそらくこのゲームのメインヒロインでしょうね冗談を交えつつ常に主人公を優しく包み込むような気のきくいい子ですね~、共通ルートでもかなり主人公に好きだよ光線浴びせているのになぁ、よく気付かないもんだ(笑)彼女の隠している体の秘密、そして幼い頃の約束がポイントになる個別ルートバッドエンドラストの駅のホームでのシーンは号泣モノ、そして父親のクマ先生がいい味を出してます(T△T)グッドエンドも主人公の医師を目指した理由や大気との関係があかされるかなりいい話ですよ~●つばさルート元気いっぱいで快活な入院患者の年下の女の子~('-^*)/元気いっぱい外を駆け回るボーイッシュなところもあれば、主人公への恋のアプローチにに恥ずかしがる乙女な感じもあるかわいらしい印象です、夕暮れの中での告白シーンはちょっとドキドキしました早々と共通ルート中盤で主人公への思いを遂げる彼女の個別ルートは、恋の成就よりもその後の闘病生活を二人で乗り越える話が中心やっぱり哀しいバッドエンドがあり、彼女の治療をどうするか決断する選択があったりする医者を目指す主人公の悩みが出てきたのが印象的ですねぇ●美雨ルート見た目は小さいのに、こまっしゃっくれた皮肉屋で主人公を困らす謎の女の子彼女の抱える問題は結構ミエミエな感じの伏線なんですけどねぇ~主人公に信頼が大事という彼女と信頼関係を築き、その正体と真実に迫っていくって感じの話なんですけどね何と言っても美雨ルートはそのバッドエンドが強烈…このゲームで一番のインパクトがある号泣ポイントだった、彼女が残すメッセージは涙なしでは見れないかも(>。≪)このルートだけでこのゲームをする価値アリって感じですキャラクター的にもこのゲームで一番のお気に入りです●メールート神秘的な笛を吹く風車小屋で独り住んでる不思議な少女他のヒロインとは一線を画す少し幻想的な物語が展開される彼女のルート、全く他のヒロインは絡んできませんです、はい(笑)主人公以外の人間を知らないというピュアな彼女との癒しのひと時が味わえるルートです多少、伏線が?なところがあり、他のルートよりもぶっ飛んだ設定ですけど、泣きとは違った意味で癒されます●空ルート村の親戚の下に遊びに来ているダンス好きな江戸っ子な女の子正直彼女に出会うのが困難きわまる上、中盤にならないと出てこないので短めなストーリーになってますあんまし診療所とか関係ない彼女と主人公のダンスを介した交流のストーリーが個別ルートです他のルートよりも男らしい主人公が印象的、空を説得するセリフとかがいちいち決まってて短いながらも爽快な感じが得られます月の下で踊る二人のシーンが結構印象的~( ̄▽ ̄;)!●めぐみルート診療所のたった一人の看護師の彼女、とにかく仕事に厳しくでも患者に慕われる看護師の鏡のような人どのルートでも結構出てくるんですけどね、個別ルートは彼女のお見合いと看護師の仕事が絡んでくるストーリーちょっと主人公とめぐみの両方にイライラしちゃうこのゲームには珍しい純粋な恋愛ストーリー(笑)故に泣きもなく平板な感じの展開で正直イマイチ感がぬぐえなかったなぁ