きょうもお天気のいいすてきな休日、
乃木坂に新しくできた美術館でモネの絵をたくさん見てきました。
モネの絵をたくさん見るのは、93年1月にオランジュリー美術館、マルモッタン美術館、
オルセー美術館と、ほとんど美術館めぐりだった旅行のとき以来、14年ぶりということに
なります。
そのとき以来、再会した絵もいくつかありました。
最近の美術展、単に時系列に並べるだけでなく、
それぞれの部屋にテーマがあり、そこから感じ取ることが多く楽しめます。
ほかの印象派の画家から手法を変えていったこととか、色彩の変化についてとか、
ところどころの解説もとても興味深かったです。
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モネ大回顧展 印象派の巨匠、その遺産
国立新美術館(乃木坂)
第1章 近代生活 (日傘の女性)
第2章 印象
-光
-階調 (かささぎ)
-色彩 (モントルグイユ街 1878年パリ万博の祝祭)
第3章 構図
-簡素
-ジャポニズム
-平面的構成
-反射映像 (アルジャントゥイユのレガッタ)
第4章 連作
-リズム (ポプラ並木の下で)
-形態 (積みわら)
-変化 (ルーアン大聖堂)
-移ろい (サンラザール駅)(ロンドン国会議事堂)
第5章 睡蓮/庭
-筆蝕 (ジヴェルニーの池の片隅)
-総合 (睡蓮の絵 多数)
こんな感じで1時間半ほど堪能いたしました。
パリの美術館の改装中の引越し展覧会だったらわかるのですが、
よくここまで絵画を集めたものだと、主催者のご尽力には相当なものがあったように思えます。
ポプラ、積みわら、ジヴェルニーの森のお花畑、睡蓮の数々、圧巻です。
思ったほどの混雑はありません。
天井が高くゆったりとした新美術館はゆとりをもって鑑賞できる工夫も多くあるようです。
7月2日までやっているので、もう1回見に行くかもしれません。
ジヴェルニーの森は、パリに2回旅行したなか、行ってみたいとおもいながら、
チャンスに恵まれませんでした。いつになるかわかりませんが、
この地は何年後かのお楽しみとしていきたいです。
画集買いました。これは価値あるとおもいました。
しばらくゆっくり眺めます。
BGM:プーランク 3つの常動曲
ピアノ:アルトゥール・ルービンシュタイン