今日は栃木県の小山市立生涯学習センターというところでピアノを弾きました。
ここ2週間、週末どこかしらの場所へ行き、人前でピアノを弾いていました。
(ものすごい遠い場所であったことも含めて)
今日のスケジュールはわかっていたのですが、3週もつづけて・・・ということもあって
そもそもそんな体力もあるはずもないしということで、スルーしていました。
ところが、いつまでたってもどこかで変な音ばかり弾いてしまう、
ドビュッシーの亜麻色は、やっぱりどこかで自分自身納得が言っていなかったということなのでしょう。
せめてもう1回どこかで弾いておきたい・・・ という意識がだんだん強くなり、
直前になってエントリーすることにしました。
ピアノコンクール直前の6月は、毎年のように気合いの入ったエントリーがたくさん、
ショパンのエチュード、ラフマニノフのプレリュード、ベートーヴェンやシューベルトのピアノソナタほか・・・。とても迫力のある演奏はたくさん聴いておなかいっぱいになりました。
そんななか、場違いな人間がひとり。
モーツァルトのK310の緩徐楽章とドビュッシーの亜麻色の髪の乙女(これだってプレリュードですが)を弾きました。(上記のイベントに出る方にとってはまったくお呼びでない曲なのかもしれません)
ここのベーゼンドルファーのピアノの音が好きで、ホールの響きが好きで、
ものすごく楽しめて弾けたのは何よりでした。
先日、ある方から、どこかで密会しているような亜麻色だといわれましたが、
それはそれで・・・とおもいながら、遠くにいる人のことをおもいながら弾くことにしました。
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小山に足をはじめてはこんだのは、56thの例会からで、気がつけば1年半以上経ちました。 はじめのころは、2日前にピアノを弾いた白龍館で知り合いになったかたの紹介でうかがいましたが、最近はほぼ自分の練習のために通うようになりました。
2時間かかる往復の電車も、
行きは、本や雑誌をたくさん持ち込み、車窓を眺めながら、気分転換に読書の時間。
帰りは、そのときそのときにご一緒させていく方と、たわいのないお話。
これはこれで楽しい日曜日の過ごし方の一つになってきつつあります。
BGM: ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番
シューマン ピアノ協奏曲より 第3楽章
ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(ピアノ)
NHK交響楽団 ~N響アワーより