10月、そろそろ大詰め。
ちなみに、もう実技免除の結果は決まっているため、これからは修了条件さえ満たせば実習は休んでも問題ない。裏を返せば、今から必死に実習をやってどんなに上達しても実技免除には一切関係ないということだ。個別面談(個人面談)の時に、補講に行った方がいいかを尋ねてみると分かる。その際、行かなくていいと指導員に言われたのなら実技免除は確実である。指導員はすでに知っているのである。実際、私の仲間は個別面談(個人面談)の際に、補講に行った方がいいか聞いたら、「あなたは行く必要なんかない」とはっきりと言われたとのこと。もちろんその仲間は実技免除であった。
カウンセリングは50分が一般的に単位となっている。最後に50分のカウンセリング実習を行なうのだが、言っておくと、実技試験とはまったく関係はない。実技試験は8分。一度でも50分間のセッションを経験しておくことは貴重な体験かもしれない。また、初回と次回の継続面接(カウンセリング)は実戦を意識したものであり、もちろんこれで一人前のカウンセラーとまではいかないまでも、訓練としては経験していて損はないであろう。
ただ、カウンセラー役だけでなくクライエント役も相談内容を用意するのも大変である。もちろん、実際は悩み事や相談事があるクライエントがカウンセリングにくるのでその心配はないのであろうが。
この継続面接で何を学ぶか、実は自分自身でいろいろと組み立てられるものである。もし、そうでないと、指導員の意図した方向に進んでいくこととなる。たとえそれがクライエントの気持ちや意図と全く異なっていたとしても、である。指導員の操作的かつ指示的なコメントや指導によって結果はいくらでも異なってくる。実際、同じセッションの仲間に講座が終ってから聞いたが、自分の思いとは全く違った、と言っていた。
カウンセリングとはそれだけ難しいものなのである。