日本時間12日早朝にキックオフしたラグビーW杯1次リーグB組、日本対アメリカの最終戦は、互いに攻守譲らぬすばらしい闘いだったが、日本代表はW杯で初めて3勝をあげた。日本28ー18アメリカ。
残念ながらベスト8には進めなかったが、その活躍に世界は瞠目し、一躍人気チームとなったようだ。五郎丸歩選手のキックするときの独特なルーティン・フォームは、開催地イギリスの子供達が真似しはじめているとか。日本の子供達もラグビーに注目し始めているのではないだろうか。
ラグビーは要するに陣取り合戦なのだが、ルールの細則がなかなか難しく、ルール・ブックで勉強しておかなければ一見しただけではとっつきづらい。私もすっかり分かっているとは言えない。しかし、まさに激闘ゲームに「ホーッ!」と思うような紳士性が確立していることに気づかされる。あるいは、激突して闘わなければ---しかもチームワークが確立していなければ---敵陣に到達出来ない仕組になっている。ボールのパスは前方に送ってはいけないというルールは、そのことを如実にしめしている。後方の味方にパスしながら、同時に攻撃ラインをあげてゆくのである。
とにもかくにも、このW杯イングランド大会での日本代表の3勝は、大きな進展となって、次回2019年ジャパン大会につながるにちがいない。
以下に健闘を讃えて代表の名前を記録しておこう。
ラグビーW杯2015イングランド大会日本代表
【FW(フォワード)】
PR(プロップ);畠山健介、三上正貴、山下裕史、稲垣啓太。
HO(フッカー);木津武士、湯原祐希、堀江翔太。
LO(ロック);アイブス・ジャスティン、伊藤鐘史、大野均、トンプソン・ルーク、真壁伸弥。
FL/No8(フランカー/ナンバーエイト);マイケル・ブロードハースト、リーチ・マイケル(キャプテン)。
FL(フランカー);ツイ・ヘンドリック。
No8(ナンバーエイト);ホラニ・龍・コリニアシ、アマナキ・レレイ・マフィ。
【BK(バックス)】
SH(スクラムハーフ);日和佐篤、田中史朗。
SO(スタンドオフ);小野晃征。
SO/WTB(スタンドオフ/ウィング);廣瀬俊朗。
WTB(ウィング)福岡堅樹、藤田慶和、山田章仁。
WTB/CTB(ウィング/センター);カーン・ヘスケス。
SO/CTB(スタンドオフ/センター);立川理道。
CTB/SO(センター/スタンドオフ);田村優。
CTB(センター)クレイグ・ウィング、マレ・サウ。
FB/CTB(フルバック/センター);松島幸太朗。
FB(フルバック);五郎丸歩。
【スタッフ】
エディ・ジョーンズ、スティーブ・ボーズウィック、リー・ジョーンズ、マルク・ダルマゾ、沢木敬介、ジョン・プライヤー、新田博昭、高澤祐治、井澤秀典、青野淳之介、佐藤義人、中島正太、大村武則、宮崎良平、佐藤秀典、福本美由紀、渡邉まゆ子。