ロシアがウクライナへ侵攻して今日で500日。
私はこの侵略戦争に関する報道に毎日注意してきた。報道を収集した私のファイルは129冊。これを分析できるまでに終熄するのはいつであろう。
殺害されたウクライナの子供は494人(ウクライナ検事総長室発表)。この数字はおそらく判明しているだけのものであろう。子供は殺されるために生まれてきたのではない。いかなる殺害理由も寄せ付けてはならない。
戦争犯罪は国際法によって規定(ただし条約加盟国だけに適用)されているが、・・・つまり、何が戦争犯罪で、何が戦争犯罪にあたらないかを規定している(戦争を肯定する考えがあるから、このような奇怪な規定がある*)。しかしながら条約非加盟国を裁く法廷はないということだ。国際法の限界である。その法空間・政治空間においてはヒューマニティーが空白になるのである。
子供の殺害はあらゆる犯罪の最たるものと言わなければならない。そして事実として子供が戦争で殺害されている。誰が誰をどう裁くのか?
(*) 歴史的に現代までの「国家」概念は、国家成立に戦争を前提してきた。戦争を抜きにして国家の存立はありえないという認識である。国際政治(もちろん戦争をめぐっては国内政治も)は、永久回転輪のなかにとじこめられたモルモットのようなものだ。
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Last updated
Jul 10, 2023 04:24:17 PM
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