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大阪万博記念公園のなかにある、日本庭園に
「ホタルの夕べ」という催しがあった。 長男は中間テスト直前の塾のため、4人で出かけた。 一周まわると、30分以上かかる広大な庭園の 池や川の水辺に、ホタルが飛び交う。 団地や高速道路が入り乱れる街中に、 ぽかっと出現した、幻想的な世界の中に 千年も前から、平安の人々も見たであろう、 緑色に輝く美しい光に癒しを求め、 風流に浸ろうと勇んでいったのだが その期待は早くも、無残に砕け散った。 それは夜8時開園と言う、遅い時間にもかかわらず、 ものすごい人だったのだ。 (゜ロ゜) ヒョオォォ! 駐車場は満車で、遠い所に止めて、 30分も歩かなければいけないという始末。 近くで、簡単で、楽にホタルを見ようと、 安直に考える気持ちは、誰も同じらしい。 「今日はホタルのタベ(←食べ)だぁ~」と、 妙にはしゃいでいた旦那の声も、だんだん小さくなってくる。 たどり着いた入場券売り場も、長蛇の列で、 やっと入った日本庭園も、押し合いへし合いの 満員電車状態だった。 闇の公園の中、人々の肩越しに、じっと目を凝らして見つめると、 かすかな光が、ひとつ、ふたつ。 その途端、人々の中から、「うぉ~」と、低いどよめきが上がる。 w(°o°)w おおっ!! この雰囲気は、期待していたものと、ちと違うと思いつつ、 ふわり、舞い上がるホタルに、老いも若きも、男も女も ふらふら、付いて歩く。 ~(m~ー~)m~(m~ー~)m~(m~ー~)m~ф 客観的にみたら、変な光景なのだろうが、 高い駐車場代払って、長い間歩いてたどり着いたホタル見物、 人より多くホタルを見なければ損、損と、ばかり、 皆、ホタルの先導で公園を練り歩いた。 (もちろん、タシケオも中の一人) ホタルの光が、よりわかりやすいようにと、 公園内の明かりは、最低限しかついていず、 人々のシルエットのみが、浮かび上がり、 沢山の人がいるにもかかわらず、個人の判別が まったく出来ない状態。 こんな状況はめったにないと、不思議な夜中の公園散歩を それなりに、楽しんだ。 手をつないで歩いていた次男に、 「もう少し人が少なかったらよかったのにねぇ~」 と語りかけたら、 「これ以上人が少なかったら、怖くて嫌だよ」 と、言われた。 怖がり次男、そういものか・・・。 風流と癒し・・・。 タシケオ一家にはまだまだ、堪能できる日は遠そうだ。 (*´ー`) フッ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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