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カテゴリ:家族ネタ
じいちゃんの家を片付けている時に、戦前のものが色々出てきた中に
戦死した曾おじいちゃんの遺書が出てきた。 平凡な生活を送っていた一市民であり、愛情に満ちた 父親、夫としての、家族をいとおしむ切実な思いや願いが あふれ出ていて、涙なくして読むことは出来なかった。 曾おじいちゃんの冥福を祈り、全文を公表します。 60年以上も前の色あせない、家族への愛を読みとり そして、現在、我々が暮らす平和というものの、 ありがたさを感じて頂けたら、幸いです。 ~+~+~+~+~+~+~+~+~+~+~+~+~+~+~+~ 遺書 一度召集になり、戦地へ赴く身なれば 生きて再び帰らぬ覚悟なれば、別に遺言状として書く事もなけれども、 子供を丈夫に養い、善い方へみちびきて、第二の○代(○判別不能)を作りて また妻も、強い体でも無ければ暑さ寒さに良く気をつけて 後に残れる子供達を頼むよ。 そして軍人遺家族の人達として、人達の笑いを買わないように 心がける様呉々頼む。 其の他別に書きし事として無し 妻へ ○○(曾おじいちゃんの名前) 追伸 子供(○○、○○)よ、大きくなったれば、必ず立派な人になるのですよ。 お母さまの教えをよく聞いて心配させないようにね。 ~+~+~+~+~+~+~+~+~+~+~+~+~+~+~+~ 家族構成(戦死時) 妻(曾おばあちゃん)33歳 長男(旦那の父)10歳 次男 8歳 四男 3ヶ月 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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