タシケオぐーたら生活

バレンタインデーの日の夕方、
ピンポーンと、チャイムが鳴った。

誰だろうと出てみると、玄関の外にはカワイイ女の子が
チョコレートを手に立っていた。

それも、手作りチョコだ。

長男にか?
次男にか?

我が家のモテない男どもにも、とうとう春がきたのか

タシケオは内心、「この子、家を間違えたんじゃないだろうな・・」と
思いつつ、恐る恐る聞いてみた。

「誰に?持ってきてくれたの?」

すると、仰天の答えが

「これ、長女ちゃんに渡してください。」

えぇぇぇぇ～～!!長女???????

タシケオ、意味わかんない～～!!

とりあえず、ひきつる笑顔で受け取り、
(長女は塾で不在だった)
とっさに、予備に買ってあったチョコレートを
「長女からね」と渡したら
嬉しそうに「ありがとう」って
カワイイ笑顔を残して、帰っていった。

なんか、おかしくない?

それからほどなくして帰宅した長女に言うと、
「あぁ、それね『友チョコ』って言うんだよ。
仲良しの女の子同士で交換し合うの、
長女、学校で○○ちゃんにももらったの、
ほら、見て手作りなのよ～」

みると、キレイにラッピングした
もうひとつのチョコレートが・・・。

今年から、長女達の間では、このような
友達同士で交換するバレンタインが流行りだしたと言うのだ。

こんなの流行りだしたら、我が家のモテない男どもには
ますます、チョコレートがくる確立が低くなるよなぁ～。

モテない寂しい兄たちの横で
勝ち誇ったような笑顔で、手作りチョコを食べまくる長女。

なんだか、おかしな事になってきましたよぉ～。


まあ、長男と次男にはタシケオからチョコレートを
渡しておいたけどね・・・。