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カテゴリ:音楽
きのうの日曜日は私にとっては第7回目の第九の練習日。
今回の指導者は本来の先生。第九のオケも振る人。 いつものように柔軟体操に続き発声練習後、第九に入る。 今日は655小節からのフーガより始める。バスは663小節のFreude,schoneer Gotterfunken,Tochter aus Elysium,・・・・から出る。 ここは「気持ちを込めて」そして「2分音符は音を引き伸ばす感じで」との注意。 なるほど、冒頭に発想記号として Allegro energico,sempre ben marcato とある。 先生も「冷静な自分を捨てて、高揚すること」とも付け加えた。 ただここは2分音符と四分音符のリズムにドイツ語の歌詞がなかなか付いて行かなかった。もっと事前練習してこないと! 730小節からはバス単独、続いてテノールへと移るが、「ここはみんなが集まって密やかなささやきを感じさせるよう緊張感を持って歌え」とのこと。各小節に四分休止符が3つずつあるが、「そこは休みではない。音楽は続いているんだという意識を持って」との注意も加わった。 続いて795小節からに進む。 注意されたのは806小節からの Alle Men-chen のAlleの発音だ。 アーレではなく、アッルレとアを発音したら舌を上歯の裏につけてルレとせよと。「アーレ メンシェン アーレ メンシェン」では「うなぎ人間、うなぎ人間」と連呼していることになるよ とみんなを笑わせる。アーレはドイツ語で鰻だそうだ。 810小節からは Poco adagio。 テンポが急激に遅くなりdim. P cresc. dim. Pが一小節半の間で行われ、そこでブレス。次のフレーズの最後のweiltのtの無声音を合わせる要領として、weilと出て伴奏のチャッ・チャッのリズムのあとtと発音する練習を行った。 続いて、851小節からのPrestissimo、速い! なかなかドイツ語が付いていかない。4分音符で下降する分散和音もむずかしい。 が兎も角、916小節からのMaestosoを経て、終曲まで行った。 休憩のあと、前に戻って595小節Andante maestoso のコラール風の部分の復習を行う。 続けて627小節からのAdagio ma non troppo,ma divotoへ。 ここは「響きで歌うように」と注文が付く。635小節のPPからcresc.して638小節のWelt?で直ぐff、そしてまたすぐPPと発想記号も細かく付けられ、豊かな表現を要求されるところだ。 かくして休憩前のフーガの練習部分と繋がる。 先生が指揮者カラヤンの話を紹介した。 カラヤンは手兵ベルリンフィルの楽員を前にして、「渡り鳥が一斉に飛び立つとき、一羽のリーダーを先頭にして、流れるようなきれいなフォルムを描いて大空を舞う。これぞ音楽だ! しかも一羽一羽はただ単に前の鳥のまねをして羽根をばたばたさせているのではなく、皆自発的に翼を動かし、一生懸命飛んでいるのだ。」と話したそうだ。 ベルリンフィルにそうした行動をとるよう比喩で話をしたという。そこでベルリンフィルは当代一のオケに仕上がったとか。 もっともベルリンフィルは単なるヴィルティオーゾの集団になってしまったと嘆く音楽評論家もいないではないが。 結局先生が我々に言いたかったことは、もっと家で練習してきて、この日曜日の練習会に参加して欲しいということだ。 私にとって耳の痛い話。 しかし今回は第九の最後まで行った。 Freude, schoner Gotterfunken! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.19 15:06:27
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