2月のリコーダー・アンサンブルの練習
久しぶりのリコーダー・アンサンブルの投稿。前回は昨年の9月だった。もう5か月も経ってしまった。そのとき、新会員のリクルートを狙って、リコーダー体験教室を開いたのだが来て下さったのは3名。いずれも女性の方。昨年12月クリスマス曲練習の時に来て下さったのはその内の1名の方。でも病気の後で体調がすぐれないということで、入会は断念。もう一人の方は練習の見学に来たいということなのだが、なかなか本人のスケジュールと合わない。そうこうするうちに、男性のバスの方が辞められてしまって現在は13名になってしまった。さて、今年の練習曲は次の3曲。1.甘い夢 作曲:P.チャイコフスキー 編曲:菊地雅春2.ヘイル・ホーリー・クイーン(ゴスペル・ソング)編曲:菊地雅春3.エコー・ファンタジア 作曲:J.P.スウェーリンク(1562-1621)最初の2曲は会員の希望。最後の1曲は先生からの指定。「甘い夢」はチャイコフスキーの「子供のためのアルバム」全24曲中21番目の曲。アルト1、アルト2、テノール、バスの構成に編曲されている。中間部で久々にバス・リコにメロディが回って来た。こりゃ、張り切らずにはいられない。「ヘイル・ホーリー・クイーン」はアメリカ映画「天使にラブソングを」の中で歌われたゴスペル・ソングとか。私は映画を見ていないのでどんな曲なのか全然知らないし、ゴスペルは独特なリズムがあるので若い人ならともかく後期高齢者以上の私にはすごく難しく感じていた。曲はニ長調4分の4拍子のModeratoで始まり、途中変ロ長調に転調、Piu Mossoでアップテンポとなる。ここからバスに独特のリズムが要求されるのだが、実際にやってみると案ずるより易しくて私でも十分ついて行けた。さらにハ長調に転調され、101小節で終わりとなるかなり長い曲。練習はまだ途中まで。「エコー・ファンタジア」はルネサンス期のオランダのオルガン演奏家・作曲家スウェーリンクの曲。最初、ピアニストのグレン・グールドがザルツブルグ・リサイタルで弾いたスウェーリンクの「ファンタジア」かなと思ったのだが、違う曲だった。曲中、同じ音型がS,A,T,Bの各声部にエコーのように移って行く。正確なピッチ、正確な音価が要求される静謐な曲、236小節もの長大だが練習にはもってこいの曲のように思われる。特にバスでは2小節にわたる16分音符の長いパッセージもあるので要注意。息が続くかなぁ?練習をうんとやっておかなければ!