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カテゴリ:音楽
昨年のノルウエー旅行での見聞で、グリーグの音楽が随分身近に感ずるようになった。
有名なピアノ協奏曲のあの凄まじくも華々しいピアノの序奏は、山のはるかかなたの頂より流れ出した滝の水が、轟々とフィヨルドに流れ落ちるさまを感じる。 また、それに続く第1主題はフィヨルドをすいすいとすすむ船が私のまぶたに浮かんでくる。 叙情小曲集の「春に寄す」では、春の陽光が雪か氷かを浮かべた水面にキラキラと輝いているような、そんな感覚にとらわれる。 特にロフトフスでインスピレーションを得て書いた曲なので、あのロフトフスのホテルウースバングのテラスから見た穏やかなフィヨルドを思い出すと、春はきっとそうなのだろうなと想像してしまうのだ。 そしてロフトフスのあの作曲小屋ですべてを書いた弦楽四重奏曲ト短調。 第1楽章冒頭で感じる冬の厳しさ、優しさと激しさが交錯する彼の感情の起伏をそのままにしたような第2楽章、村のお祭りでの踊りを通して彼の幸福さを表わしたような第3楽章、うきうきとして高揚した気分に、ちょっと待てよという一抹の不安、それを打ち消すかのような元気のよい終結。 自分が気に入ったロフトフスにいながらも、何かグリーグの心の中にあるわだかまりが出ているように感じがするのだが。 私が聴いたCDは NAXOS グリーグピアノ曲全集第8~10集 いずれも叙情小曲集。 ピアノはアイナル・ステーン・ノックレベルグ なかなか素晴らしい演奏だと思う。グリーグのピアノ曲を全部弾いているのだから凄い。 同じくNAXOS グリーグ・ヨハンセン弦楽四重奏曲集 演奏はオスロ弦楽四重奏団、リーダーはベルゲンフィルのリーダーであるヴァイオリニスト。若い人たちで構成されている。元気のよい、はつらつとした演奏だ。 NAXOSは廉価で、良い演奏のCDを提供してくれていると思う。 ピアノ協奏曲は LONDON アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団 ピアノ ラド・ルプー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.10.14 11:55:15
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