バスリコのつぶやき

昨夜、ヴォイストレーニングに行って来た。

まずはいつもの発声パターンによる練習。
前回と同じような注意を受けた。
すなわち、下って来る時の発声のポイントが浅くなり音程が不安定になるので、もっと深いところで発声すること、そして胸の奥を広げるようにすること。
特にドミソドソミドというような３度の跳躍で往復の場合は、最初のドミソを音程正しく発声し上のドはもう成り行きで良い。高い音を気にしないことと言われた。
そして元のドに戻るとき、ちゃんと正しい音程に戻るように、とのこと。

兎も角、もう量より質を重視していきたいとのことだった。
私の年齢を考量してのことか、それともそれに耐えるだけの力量が備わって来たのか定かではないが。でも後者であると良いのだが！

次はコンコーネ50番ロ短調　8分の6拍子。いよいよこの練習曲の最後の曲だ。
今回で３回目になる。
テンポを速めて正規のテンポで歌う。
でもFisがとても苦しい。出だしの発声は綺麗なのだからあまり頑張らないようにと。
その結果、かえって汚くなってしまう。
兎も角、「頑張らない、頑張らない」と言い聞かせて、そのFisを歌うようにと指導を受けた。
バリトンのFisは、テノールでいえばＢかＨに相当する高さなので何回も無理して声を出さないようにと。むきになって練習するとかえって悪くなってしまうとのことだった。
次回は後半のト長調の部分に入る。

次はシューベルトの「菩提樹」。
やはり発声のポイントをもっともっと奥に入れて発声するようにと。
でも響きがだいぶ出て来ているので、軽く歌っても十分な声量が出るようになって来ている。その結果、ドイツ語の発音も良くなって来ているので、この歌い方を是非マスターして欲しいとのこと。
そうすれば、「冬の旅」全２４曲は連続して歌えるようになるのではないかということだった。
まあ、２４曲は無理としても、もっと楽に軽く疲れずに歌えるようになるといいな！