神様のカルテ、と基本的には同じ路線で、一応その後の展開ですが、。
前作を読んでいなくても楽しめる内容ですね。
今作では、大学時代の親友が、東京から主人公のいる
松本の病院へ転勤してきます。彼との絡みと医療エンタメ的
ストーリーで進んでいきますが、中盤から展開が変わります。
医者は患者に医療を施すだけの存在なのか?医師である前に
人間として患者に向き合い行動することも必要なのでは?
といった、テーマ設定が感じられました。
今作でも後半は、厳しい状態の患者と、懸命の治療にあたる
医師との心の絆を見事に表現していて、心洗われるとともに
大泣きを繰り返し読みました。
もうすぐ嵐の櫻井翔君主演で映画が封切られるようですが、原作の
さわやかな感動ストーリーをどこまで表現できるか?
やや微妙な気がしますが。