伝えることの難しさ 3 いえ、もどかしさ
この前二つの日記こちらは直接このテーマとは関係ありません。しいて言えば2は、DVへの無理解を扱っていますが...1も2もそれぞれ伝えることの難しさを扱いました。1では伝えるのは私伝えたい相手は夫伝えたい内容は私の夢2では伝えるのは私、あるいは弟の奥さん伝えたい相手は父をよく知る人々伝えたい内容は母のDV被害,父の実体1でも2でも私も私の弟の奥さんも本人達は自分達で正常だと思っている人間。それでも伝えるのはとても困難でした。言葉で伝えるのには限界を感じました。もどかしさを感じました。正常なつもりの私達ですら。母が認知症。まだ軽度です。母の話は時間が飛びます。空間が飛びます。時系列と空間がごちゃまぜになります。聴いている私達には想像力と把握力が必要です。私は知らない、60年ぐらい前の母の知人と私が知っている、30年ぐらい前の母の知人とが母の10年ぐらい前の話しの中に登場してきます。60年前、30年前の知人と10年前の空間には母なりの共通項があります。それをどうつなげるかつなげられるかピースとピースの関連を見出すのは面白いとも思えます。こちらが楽しんでそこから母の伝えたいことを読みとれて母に適切に返答できれば母はそれで良い。でもいつもいつも母が伝えたいことがこちらに伝わるわけではありません。私達が他人に伝えたくて伝わらない時もどかしく感じる以上に母は私達に伝えたくて伝わらない時もどかしさを感じるのでしょうか...それともぼけの時空間の中でもどかしさを感じることもないのでしょうか...たぶんもどかしさを感じているのだと思います。もどかしいという表情を見せます。認知症だから、余計に言葉を探すのが難しいでしょうし。ごめんなさい...私達だって言葉を尽くしても伝えられないのですけれど...