白いつる薔薇の咲く庭を夢見て

夏休みが終わって新学期が始まってすぐ、息子の担任の先生から電話があった。今から来るとのこと。「はい」と答えたものの、えっと渡すもの渡すものと考えても、一つもやっていない夏休みの宿題。「測定不可能」って書いてある通知表だけ印鑑を押して渡す準備をした。

息子の担任の先生は体育のＡ先生。先生になって二年目の23歳。若い。今年初めて担任を持った熱意にあふれる先生だ。4月から先生がうちに来られたのは三回。あとは私が先生の授業の合間をぬって週に一回中学校に行ってプリントをもらったり、最近の様子などを話している。息子は家に来たときに一度だけちらっと会っただけだが、私は何度もお会いしているのでとても仲良しになった。

Ａ先生はフィギュアスケートの安藤美姫のいる大学を卒業して体育の先生になった。自分では自慢してはないが相当バスケットが上手らしい。夏休みも選手として全国に行っていた。かっこいいし、おもしろいので女子生徒から人気があるとうちに来ている生徒から聞いた。そんな先生でも夏休み前、ストレスで首が回らなくなり、たいへんそうだった。夜12時近くまで職員室で仕事することもあるそうだ。

Ａ先生がいうには大学のとき、起立性調節障害という思春期の子がなる病気を習ったらしい。息子がその病気だと知った先生は大学教授と連絡をとって話を聞いてくれたりしている。インターネットでもＯＤのことを調べて勉強してくれている。とてもありがたいと思う。

今現在、約150人いる中学1年生で長期で学校に行けていないのは息子だけのようだ。この病気だという子もいないようだ。でもこれからＡ先生の長い教師生活の中ではきっと息子のような症状が出てくる子がいると思う。私が息子の様子、症状を話すことで起立性のことに理解がある先生が増えてくれればいいとも願っている。

でも週に一回中学に行くのはちょっとたいへんだったりする。先生に月に一回じゃだめですかと聞くと最低2週間に一度はきてくださいと言われた。そりゃそうだ。まあいいか、Ａ先生と話すの楽しいし、、、若いかっこいい男の先生と話せるんだから。（すごいおばさん根性）

お母さんは何年英語教室をやっているんですかと聞かれたのでちょうど10年ですって答えた。ぼくはちょうど中学一年でしたと言う。それを聞いたらＡ先生が急に生徒に見えてきた。（失礼）早く結婚して子供ができた人は私の年でもＡ先生の年齢の子どもがいる人もいるのだ。ひえ～私、いつのまにか、年取ってたのね～（泣）



我が家に来て２日目のku-chan500g。かわいかったな～。
今は身長はmilkを軽く追い越してる。今もかわいいけど（親ばか）