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2011年09月18日
テーマ：体当たり園芸(680)
カテゴリ：ミニバラの病害虫
今年もあつーい夏でしたが ８月下旬くらいから一気に過ごし易い気温になり ９月に入ったら、朝晩は寒いくらい・・・ と思ったらまたまた暑くなり 9月下旬に突入しようとしているのに 連日真夏なみのスーパー残暑。 ミニバラの剪定は終わっていますが この暑さでまったく芽吹きません（＞＜） そんな中、虫たちはどんどん活発になってきました。 我が家ではホソオビが大繁殖し ミニバラたちがどんどんハゲていっています。 そこで、一旦リセットしようと 前から気になっていた アレを試してみることに。  ＳＴゼンターリ顆粒水和剤 ＢＴ剤（バチルス・チューリンゲンシス）を主成分にした殺虫剤です。 ※以下、説明書より ＳＴゼンターリ顆粒水和剤の作用 チョウ目害虫の消化液はアルカリ性。 そのアルカリと反応し効果が現れる殺虫剤。 ＢＴ剤の有効成分殺虫性タンパク質が アルカリ性の消化液で分解されることで活性化し 幼虫特有の受容体と結合、細胞を破壊し麻痺させることで衰弱させる。 動物がＢＴ剤を食べても、結合する受容体がないため影響がない。 なんだそうです。 散布回数は４回以内と制限があるものの いも類、豆類など多くの野菜で収穫前日まで散布できます。 有機農産物栽培（有機JAS）にも使用できる殺虫剤。 散布されたBT菌は植物体中、水中、土壌中といった環境では 比較的早く消失するため蓄積しないそうです。 多用しなければ、他の科学殺虫剤よりは人・ペットに害はないだろうと思って 使ってみることにしました。 今回使ったのは住友の科学のＳＴゼンターリ顆粒水和剤 選んだ理由は少量でスプーン付き、使いやすそうだったから。 ですが、ウィキペディアの殺虫剤の項目でみるとかなりの種類があります。 デルフィン顆粒水和剤 チューンアップ顆粒水和剤 ファイブスター顆粒水和剤 ゼンターリ顆粒水和剤 バシレックスBT水和剤 ダイポール水和剤 セレクトジン水和剤 バイオッシュフロアブル クオークフロアブル サブリナフロアブル ツービットDF エスマルクDF フローバックDF いろいろある中で少量で使用でき、入手し易かったのが カダンセーフの「バシレックスBT水和剤」か 住友の「ＳＴゼンターリ顆粒水和剤」だったわけですが ヨトウムシやホソオビにはゼンターリの方が効果が高いそうです。 で、その効果は・・・ 効きました！！ 今までニームとか、ニンニクとかゆるーい退避剤しか使ってなかったので この威力は驚きでした。 天敵微生物を使用したものってことなので どうせ、大きくなった幼虫には効かないんじゃないの？ なんて疑いながら使ったので 翌日マヒしたホソオビたちを見てびっくりヽ(＠＠)ノ ただ、大きな幼虫が死んで落ちているのを見るのは あまり気持ち良くないですね。 ワンコ達が落ちた虫を間違って食べてしまうのも怖いし これは掃除すれば良いだけですが・・・ 天然でコレだけの殺虫能力。 ある意味、化学薬品より怖いなぁと思うのは私だけでしょうか。 やっぱり薬で駆除っていうのは私にはあまり向かないみたいです。 どうにもならないくらい増えたときだけ使用する最終兵器として できれば大事にしまっておきたいところ。 できるだけ使わなくて済むよう 被害が大きくならないうちに捕殺する方法を考えたいなぁ と思っているところです。 BT剤は散布された葉を害虫が食べることで効果が出る薬剤なので 葉を食べない天敵には影響がないということなんですが じゃあ、天敵が散布液を舐めた場合は？？？ なんて、それも少し疑っていました。  ですが、心配だった天敵カマちゃんは無事でした。  バッチリカメラ目線。 これでちょっとは安心できたかな。 オスなのかメスなのか分かりませんが 是非とも今年は我が家の庭に卵を産んで欲しいです。  脱皮した抜け殻。 けっこう大きいけど、まだ脱皮するんだ？
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