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テーマ:911FANマガジン(444)
カテゴリ:カレラ2 ジコチューなインプレ
空冷911のエンジンは(水冷も同じかな)、回してやらないと調子が出ない、回さないでいるとフケの悪い、重ったるいエンジンになってしまう・・・巷ではこんなことがよく言われる。
何となく説得力があるように思える。 もちろんMTなら意識してきっちりと回転を上げてやることができるけれど、ティプトロではそうもいかない。 賢いもので、ティプトロはドライバーのアクセルの踏み方を記憶して、エコノミー走行からスポーツ走行まで、勝手にシフトパターンを何段階かに切り替えてくれるらしい。 小生のようにチンタラ走っていると、当然ながら車載のコンピュータは最もエコノミーなシフトパターンを選定しているはずで、実際にポル子を運転していると、回転が上がる前に次々にシフトアップして、あっという間に4速に達してしまう。 タコメーターの指針の動きはお世辞にも元気とは言えない。 「私のご主人は、エンジンを回さないように回さないように走れと要求しているんだわ」 おそらくポル子はこう考えているのだろう。 「たまには回してやらないとエンジン内にカーボンが溜まるよ」と以前に言われたこともあり、これまでも料金所ダッシュなどではマニュアルモードで意識的に回転を上げていたけれど、料金所なんてそうそうあちこちにあるもんじゃなし、思えばポル子には随分とくすぶった思いをさせていたものだ。 でもその一方で、クルマやエンジンにそんな意思があるわけじゃないし、ティプトロがそのようにシフトするのにそれがエンジンに悪いはずがないし・・・という思いもあった。 そんなことで、試しにこの2週間ばかり、Dレンジを使わずにマニュアルモードで意識的にエンジンを回すように心がけてみた。 Dレンジでは2速スタートになるところを、きちんと1速まで落として、巷でよく言われるように3千回転前後をキープするような運転を心がると、街中では2速か3速が主体となり、4速に入っている時間がほとんどなくなる。 素早く加速して流れに乗せ、カーブや赤信号の交差点ではシフトダウンして減速、そしてまた1速で発進と・・・ う~ん、思えば今までポル子に随分とかったるい走りをさせていたのだなぁ。 それにしてもこれは楽しい。 そんなことを繰り返していて、昨日ポル子を車庫に入れようとして気付いたのだけれど、エンジンの回転が軽くなっている。アクセルをちょんと踏んだだけで今までより元気よく回転が上がるように感じる。 エンジンのレスポンスが良くなった、フケがよくなったというのはこういうことなのだろうか。 アイドリング音も気持ち大きくなったように思えるし、加速するときのビョ~~ッという吸気音?と一緒になったようなエンジン音が今までよりも良く聞こえるようになった気がする。 もちろん、以前のポル子と並べて比較したわけではないので、単なる気のせいに過ぎないのかもしれない。 でも、最近のポル子、調子良いように思えるよなぁ。 さて、問題は燃費である。 回転を上げた分だけガソリンは余計に燃やしているはずだ。 でも、チンタラ走っていても限界があるように思えるし、高回転で走っても燃費はさほど悪くならないという話も聞く。 答えはCMの、じゃなかった次の給油の後で・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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