ぽてやっこ食欲日記

撮影が終わった後、ネットカフェにしけ込んで短いコラム原稿を書き、夕方から某大使館の新年パーティに行ってきた。
「大使館の」といったって、1月中に何回も開かれるうちの１回、それもゲストの格付け松・竹・梅の梅クラスぐらいの立食パーティなのだ。

私、よく“パーティ好き”“宴会好き”と勘違いされるのだが、実は宴会苦手。特に知ってる人がほとんどいないパーティ、立食は本当に手持ち無沙汰で困ってしまう。

じゃ、なんで行くのかって？
そりゃ、食べ物が目当てに決まっておる。

ここのパーティ、毎年一流のケイタラーが「まあ、しゅてきぃ！」といいたくなるようなフィンガーフードを出してくれる。
もう、デザートタイムに出てくるプティフールなんかため息だ。
不思議とプチフールはあんまり希望者が多くないらしく、一通り会場を回ったウェイターさんが、さりげなーく私のそばのカウンターにトレーごと置いてくれたりする。
そんなに露骨だったかしら？？
私は下戸なので豚に真珠だが、ワインも相当いいらしい。

こういう席でひたすら感心するのは、パーティ慣れした人たちの“泳ぎ方”だ。最初は1人で来たもの同士、近くの人と挨拶したりしている。すると、「慣れた」人たちが人並みの中を泳いでくるのだ。

「去年もお見かけしましたね」
「すてきなアクセサリー、近くで拝見するチャンスをうかがってました」
「さっき○○さんとお話してらっしゃいましたね」

実に上手にスルッと会話に入ってくる。で、

「飲み物もらいに行ってきます」
「待ってた連れが来たみたい」
「また後でね」

実に見事に去っていき、別のグループに合流する。
その姿、回遊魚のごとし、だわ。

こういう回遊術がしっかり身についている人にとっては、パーティって、新しいお友達ができたりして、楽しい場なんだろうなぁ。

↓画像がなくてさみしいので、意味なくアフェリ。