ぽてやっこ食欲日記

「このままでは終わってしまう！」ということで、しばらく隠遁生活を送っていた“あ”をシャバに引っ張り出し、六本木ヒルズで映画を見てきた。
だってレディースデーなんだも～ん。

今日は「ナルニア国物語」と「クラッシュ」の２本立て。



「ナルニア～」は、まあディズニーだからしょうがないにしても、もうちょとどうにかできなかったのか。登場人物の葛藤がちゃんと描けていないから、全然感情移入できない。
感動したのは女王様のステキな上腕二頭筋ぐらいなもんだ。

「クラッシュ」は、アメリカ社会のイヤ～なところを見せられて、あんまり好きなタイプの映画じゃない。でも、最初は完全な混沌に見えていたものが「あ、こいつはこことつながるのか」「このピースはここにはまるのか」……という感じ。ジグソーパズル的カタルシスがクセになりそう。
こっちは「ナルニア～」とは対照的で、ものすごい人数のキャラが出て来るのに、それぞれの葛藤がいやらしいほど細かく描きこまれている。

マット・ディロン。私が青春していたころの青春映画スターで、一時は全然使われていなかったが、なかなかいい塩梅にやるせなさを出せるいい中年になったと思う。
光陰矢のごとしだわ。