392824 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

pretty物欲

pretty物欲

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
September 11, 2008
XML
カテゴリ:意見・提言
私たちの世界で、科学が発達した。
その時代、各方面の先鋭的な科学者によって、
宇宙の歴史やミクロの世界、生命のしくみが、
次々に解き明かされていく。
人間は歩みはゆっくりだが刻一刻と、
神の領域に近づいていると思っている。

そんななか、ボクら凡人は、
どのような教育レベルを維持すべきか?
ボクは、科学の発展とともに、
人類の受ける教育内容も変化していくべきだと思う。

しかし、当の人類の脳みその容量は大きくなっていない。
つまり生物学的な脳の潜在能力は、
科学の進歩ほどには増加していないのが実態だ。
だから、無理に詰め込もうにも、能力に限界がある。

だからこそ、教育は、
科学の高度化に伴って、わかりやすさを重視しなければならない
とボクは思う。

そして、
教育とは、問題の解き方、プロセスを教えるものだと
ボクは思っている。
さらに、もっと根源的なものへの興味をかきたて、考察をさせることを
教えることは必要だ。

どうして問題が起きるのか、
どうして目の前の問題を解かなければならないのか、
問題を乗り越えた先に何があるのか。
さらには、
人間はどうして問題を解きながら生きていくのか。

それを、わかりにくい観念的な教育ではなく、
実際に成人して社会にでて起きる実際のケースを想定して、
つまり具体例をもってわかりやすく、教えるべきだ。

テストに出る問題の解き方のテクニックを教えこむことが教育ではない。
それでは、丸暗記力と低レベルの応用力しか身につかない。
これでは将来何の役にも立たない。

いまのこのような受験教育は、子供に悪影響がある。
最初の「勉強する」ことに対する動機付けが薄いままになる。
高校生くらいになって、
「どうしてボクは勉強しているのだろう?」
と気づいて悩むはずだ。

たいていの子供の受験勉強は、
短期的目標、つまり進学したい学校がある、程度の動機付けしかない。
その動機が揺らいだら、子供は一気に崩れるおそれがある。

ボクの動機もその程度だった。
子供の頃から、特にあこがれる職業もなく、
ただなんとなく、技術系の職業を持ちたいと考えていた。
だから、とりあえず高学歴を習得しておこうと大学を目指したものだ。

その進む特定の大学の特定の学部学科のとある専門科目が好きだから、
という明確なレベルではなく、
自分にできる得意分野は、理論的に機械を理解し活用すること、
というあいまいな理系志向程度であった。

ボクの場合は、あえて勉強をしない勇気がなかった、
というだけで勉強を続けていた、と思う。
大学まで行ってみて自分を試してみたい。
それは自分に向き合わない子供だった。

そういう漠然とした目標の小中学生は多いだろう。
子供とは、放っておけばそうなってしまうから危険である。

そういう子供に、
受験勉強という既存の仕組みを投げ与えて、
本人たちの意志にかかわらず、とりあえず競争させるのではなく、
小学生にもわかる職業紹介の本を与えるのでもなく、
言わずもがな、何もしないで放任するのでもなく、
まずは、はたらくことの意義をきちんと教えるべきだとボクは思う。

そのうえで、これからの人生、自分はどうしたいんだろう、
と継続して考えさせるように教育すべきだ。
その推敲は一生続くことを、正解があるわけではないことを、
教えるべきだ。
人間の根源的要求である「学びたい」や「働きたい」理由について
大人は逃げずに、子供にわかるようにかみ砕いて教える必要がある。

子供にはまだ早い、とこういうことを教えないのは、
大人の逃げだ。
子供のうちだからこそ、教えるべきだ。
ボクはそう思い、覚悟して準備している。

いまの若者を見ていると、大人に大切なことを逃げられて、
わからないことはとりあえず放置しちゃう、バカな子供が量産されている。
大人に教えてもらうまで、自分から知りにいかなくていい、
とさえ思っているようだ。

豊かな時代に、物質的に与え過ぎ、精神的な栄養を与えなさすぎると、
こうも人間はゆがむのだろう。
子供がかわいそうである。
ボクは自分の教育方針と親の責任を今、痛感している。
ちゃんと親も考えないとね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  September 11, 2008 11:23:06 PM


PR

プロフィール

ferixじゃり

ferixじゃり

カレンダー

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.