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February 7, 2009
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カテゴリ:意見・提言
数年前にみた統計で、
自家用車の平均乗車人数が、2人未満というニュース。
たしか1.4人、という程度であった。
いまだにミニバン大流行のいま、
これは衝撃的な数字である。

あくまで平均値であるから、
偏差や分布がどれほどかはわからない。
定員いっぱい乗せてサスペンションがフルストロークしているような
ミニバンを街でみかけることもない。
後席3人乗りをしているセダンも、タクシー以外はみない。
運転席と助手席があれば、
たいていの用は足りることを示している数字といえよう。

最近、スマートという小さな2人乗り乗用車がある。
その傾向に、ボクは総論賛成である。
2座席だけでクルマを設計すれば、
車体が軽く小さくなり、燃費がよくなるからだ。

しかし、スマートでさえも、まだまだ無駄があると強く思う。
それが四輪車である必要はないのだ。
二輪車で2人が余裕をもって乗れる設計ができないものか。
ひとつの答えは、スクーターである。

いままでのモーターサイクルは、2人が快適に移動できなかった。
後ろの席は狭くシートも硬く恐怖感もあり、見晴らしも悪い。
それを、最近のビックスクーターは克服しつつある。
晴れた日限定だが、2人なら二輪車のほうがおすすめである。

しかしそのスクーターでも、まだまだ無駄がある。
二輪車が内燃機関動力である必要はない。
近場であれば、自転車でいいのである。
ほとんどの需要は、近場なのだし。

大人2人が快適に乗れる、自転車はできないのだろうか?

前に、大人1人+子供2人の自転車についてここで書いた。
現在の状況は、警察や自転車メーカーが一体となって、
安全な新型自転車を開発中であり、3人乗り禁止法制の方針にストップもかかった。
ボクの望む方向である。
もっと進めたい。

子供+大人だけではなく、大人+大人も同じように、
安全で快適に乗れる自転車、作れないだろうか。
ボクは、ちゃんと開発すれば、できると思う。

その形が前後タンデムなのか、
サイドカーなのか、
前乗せなのか、
トレーラー牽引式なのか、
背中合わせなのか、
はたまた上下二段なのか、
ボクはまだ想像の域である。

現実的に予想できるのは、
前後タンデムかトレーラーだと思うけど、
アイディアを研究で磨いていければ、
びっくりするような実用的な
大人二人乗り自転車ができそうだ。

いま技術が熟成してきた、
電動アシスト技術をうまく使えば、
1人が漕いで1人は乗っているだけ、
ということもできそうだ。
充電電源を必要とするから
発電段階でCO2排出はあるが、
内燃機関自動車に比べれば、
排出量は数十分の一になるはずだ。
十分エコである。

それこそ、シティコミューターになりうる
二人乗り自転車である。

そんな自転車ができれば、
近所の買い物など近場の用には、
自転車の出番が増えるだろう。
環境にもお財布にも優しければ、
さらには健康増進にもなりそうだ。

問題は、
いまの日本の狭い道路、
デコボコな路側帯や狭い歩道という
貧弱な道路インフラである。
長い間、
四輪自動車最優先で開発してきたツケが
この状況を生んでいる。
国交省には、方針の転換を促したい。

自転車専用道が今後増えていけば、
大人2人乗り自転車の活躍はある。
きっと日の目を見るのだ。
本気でその方向にいきたいとボクは思う。

ひとつ、いい例を挙げたい。

湘南地方には、茅ヶ崎から江ノ島まで、海岸沿いに
20kmほどの平坦で長いサイクリングロードがある。
あれがあるおかげで、
付近の住人は、サイクリング率が高いし、
遠くから輪行してまで来る人も多い。

あの湘南の海岸線は風光明媚そのものだが、
歩いて横切るには少々長い。
クルマは平行する国道134号が混むし、
防砂林があって車道から海は見えないから楽しくない。
サイクリングロードは、海の砂浜スレスレに伸びていて
潮風にあたりながら走る道は、とても気持ちがいい。

砂がサイクリングロードに吹き溜まったり、
向かい風になったり、
潮風が肌をべたべたに髪をゴワゴワにしたり、
いくつかの難点があっても、
潮風の気持ちよさが勝るのだ。
ボクはその経験者である。

同じように、
都会の渋滞道路の脇に、
平行してサイクリングロードを作ればいい。
いま車道である抜け道を、
サイクリングロードに改造してもいい。
周辺住民にも支持されるはずだ。

そういう例をすこしずつでも増やしていくことで、
自転車の便利さや環境適応性への認識が高まり、
やがて社会的要求が国を動かすことになる。

(本当は国が主導して欲しいもんだが
 いまの日本のオヤクニンじゃ無理だわさ)

日本は世界のなかで、
環境先進国を目指す。
そういう国家戦略があっていいとボクは思う。

日本の構造が、過去と同じではない。
人口減、高齢化、エネルギー問題、食料自給率の低下、
発展途上国の躍進、先端技術の衰退・・・
過去のMade in Japanの栄光はもう戻らない。

次の世界に、自転車で行こうよ。





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最終更新日  February 8, 2009 12:05:48 AM


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