カテゴリ:意見・提言
最近の報道で「ポジショントーク」というコトバをよく聞く。
新しい造語かと思ったが、昔からあったのかもしれない。 ただ、これまで使う需要がなかったので、使われなかったのだろう。 ポジショントークとは。 人が、自分の社会的立場、地位によって人から求められていることを主張すること。 炎上することは控えること、とも言えよう。 このポジショントークが報道に溢れる現状は、 様々な立場からの様々な主張を聞けて、 自分に想像できなかった角度からの意見は、興味深いものがある。 しかしながら、それが流行ることによって、 「有名な人のポジションでは主張されないこと」 「権力のポジションと対立すること」 「誰の得にもならないこと」 は言論封殺されてしまう、 という危険さをボクは危惧している。 例えば、今のコロナ禍で。 悲観的なことを表現するのが憚(はばか)られる、という、 いわば、この空気感のことを危惧しているのだ。 客観的事実の取捨選択と分析によって、 個人の予想があったとする。 もしそれが悲観的な説であったなら、 周りから寄ってたかって叩かれる。 言論封殺だ。 それらの説には傾向がある。 「それを言ったらオシマイ、と云われそう」 「科学的根拠を示せと怒られそう」 「それを否定する科学的根拠はまだ無い、でも一定の確率でそれもありそうだ」 「オレも思ったし、言いたかったけど」 「みんな言わないので、強い同調圧力を感じて言えなかった」 「報道は自由と思うのに、なぜか聞かれない説」 「言うとパニック誘発レベル」 そんな説の例をいくつかあげてみる。 ・あと10数年は世界で感染拡大が続く。過去のウイルス禍を例に、期間を同程度と予想するのには根拠がない ・ワクチンはできても、効果も少なく、有効期間短い。遺伝子タイプ別にワクチンを細分化して作り続けなければならず、当面はワクチン開発と製造がイタチごっこになり、数が足りない状況が続く ・各国蔓延のコロナ遺伝子型が独自に変異していくので、必要な対策は各国ごとに細分化していく。結果、海外旅行は夢となり、事実上の鎖国が続く ・ワクチンや特効薬を世界で取り合いに。持つものと持たざるものの間に、新しい貧富の差が生まれる。そこに暴動や革命や戦争も。 ・東京オリンピック2021はもう実施不可能なので中止、と裏では決定している。影響を最小化するために、いつ発表するかタイミングを探している段階。 ・いままで日本で感染が少ない理由ファクタXは、いずれ変異したウイルスに破られる。そして感染爆発する ・いま日本で感染拡大をしている東京型、埼玉型のウイルスは抑え込めたとしても、今後日本が鎖国を解除した後に、世界のウイルスが流入し、型の数だけ感染拡大を繰り返す ・実は、空気感染する。 飛沫感染という感染の仕組みが騒がれ始めた時点で、日本政府もwhoも知っていた。それがしれたらパニックになるので隠してきた。 空気感染の可能性から大衆の目をそらすために、スパコン富嶽を使っての飛沫感染シミュレーション映像を発表した。 スパコンの何がすごいかって、短時間に多くの計算をこなすこと。それだけ。いままであるパソコンと計算結果が違うわけではない。計算が早いだけだ。 流体力学などの計算が膨大になるのは、気象予報の分野で理解しているが、あの飛沫感染シミュレーション映像を見る限り、スパコンレベルの高速計算能力が必要だった、とは全く思わない。思えない。いまあるパソコンレベルであっても、計算しきれるだろう映像。あれは政府のメクラマシである。まんまとマスコミがあの映像ソースを繰り返し放送したのは、政府との何らかの報道協定があった。 ・日本政府の感染防止策と経済政策は、ブレーキとアクセルに例えられているが、では実際に車でブレーキとアクセルを両方同時にめいっぱい踏んだらどうなるか。答は、制御が効いてアクセルは抑えられブレーキのほうが効き、車は止まる。その制御の設計思想にはフェイルセーフの考え方がある。 それと同じ考え方、制御が日本政府にできないならば、ブレーキとアクセル、という例えは、ミスリードを誘う比喩なので、やめるべき。 ・経済回復と感染対策は、両立なんてできない。できっこない。両方のデメリットの程度を最小化させる、あるいはデメリット許容範囲を決めることで、バランス妥協点を決めることは可能かもしれない。でもそれを決めるのはときの政府でなく国民の民意。民意は感染対策を優先するだろう。自分の命が惜しいから、だけではない。 会社の倒産や失業者数と、人の死の数とを両天秤にかけるならば、後者のほうが重いのは、これまでしっかりと教育で教えこまれてきたことだからだ。人の命はxxより重い、と。 経済(の特に観光業やサービス業)は一度死ぬ。そこで日本は観光立国の理念を一度リセットすることになろう。 ・政府が経済回復を優先させるのは、産業界からのまとまった票のため。ひとのいのちを救っても、票にはなりにくいから。 その政府を戒めるためには、私達国民は政府のコロナ対策をしっかり評価し、次の選挙で票を入れなければならない。 ・ウイルスの感染発症の仕組み解明は、仮説と証明が必要。まだ学会発表レベルであり、証明がまだ不完全。いまある仮説の中には、全く間違っているものもあるだろう。 そして恐ろしいことに、現時点で、まだ仮説さえ立っていない複雑でユニークで周到な仕組みがある。 (たとえば感染しての初期症状が、移動して他人と会って触ったり喋ったりしたくなるという衝動が起きる) それがわかるまで、そしてそれに対抗する薬を作るまでの何10年の間、人類はこの戦いを長引かせる。 ・何10年もかけてコロナ禍を乗り越えた人類は、これまでの人類史上手に入れられなかった叡智を手に入れる。それはたとえば 恒久平和、不老不死、病気根絶、新しい考え方、、、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
July 18, 2020 11:36:07 PM
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