みゅうちゃんといっしょ

おまたせいたしました～、続きです。

過去のお話を知りたい方は・・・　
その１はこちら。
その２はこちら。

さて。ダンナサンがねこちゃんを連れてかえってきましたが、
ペット禁止のマンションに住んでいるため、ネコちゃんはどうしましょう･･･といっているうちに、月曜日になりました。

この日はいけゆきは出勤、だんなはお休み。
だんなさんは、「心あたりに電話してみるから、いけゆきも会社の人に聞いてみてくれ」といいなさる。

いけゆきは飼ってもいいと思いつつ、いちおう会社の人にネコ欲しい人いないか聞いてみる。
が、「いいな～」っていう人はいても「ぜひほしいっ」って言ってくれる人ってなかなかいないものなのねぇ･･･(ーー;)

お昼ごろ、ダンナの同僚とばったり会う。
（ダンナはグループ会社の社員でオフィスも徒歩10分くらいしか離れていないし、社員の出入りもけっこうある。そのため、ダンナの同僚ともけっこう知り合いである。）
「いけゆきさん、みましたよネコちゃん。ちょーかわいいですね。いけだんなさんもメロメロでしたよ。飼っちゃうんですかぁ？」
・・・・・・そんなのんきに聞かれても困るんだよ(ーー;)(ーー;)(ーー;)

おやつの時間のころ、別の子会社のオジサンから電話がかかってくる。
「いけゆきさん、ネコ拾ったんだってねぇ。ネコはかわいいよ～、うちのネコはよく踊ってるよ～」
･･･っていうか踊るネコってなんだよ。それより何でオッサンうちがネコ拾ったって知ってんだよ･･･(ーー;)(ーー;)(ーー;)

18時。いつもは21時過ぎまで残業しまくるいけゆきだが、この日は
「すみません、ネコの面倒をみるので帰ります。」
上司も
「たいへんだね、がんばれよ」とすんなり帰してくれる。

ダンナが会社まで車で迎えに来てくれた。
「とりあえず、里親みつかるまで一通りの面倒が見れるようにしとかなきゃね。トイレとかゴハンとかそろえなきゃね。」
246号沿いのペットショップで、
デオトイレ・幼猫用ドライフード・粉ミルク・おもちゃを購入。
本屋さんで「初めての猫の飼い方」って感じの本を購入。
家の近くにきたころ、
ダンナサン遠い目をしながら「名前･･･なんにしようか･･･」とつぶやく。
「あら、情がうつるから名前決めないんじゃなかったの？」
「いや～、やっぱり名前は必要だよ」
・・・というわけで、家についてから２人で必死に名前を考える。
「う～ん、ボンネットにいたから『ボン子』はどう？」
「却下！！かわいくないっ！！」

１時間を超えたころ、いけゆきはひらめく。
「このコは甘えん坊でミュウミュウなくから、ミュウちゃんっ！！」
「ミュウちゃんか･･･かわいいなぁ･･･」

こうして、名前はミュウちゃんに決まる。
そして、里親探しは続くのか･･･と思いきや、
１週間後。共同購入でキャットタワーを買っているいけゆきがいた。

多分、ミュウちゃんの策略に私たち夫婦は負けたのだと思う。