朝早く、というより深夜に出発した息子クン14歳は、その後一度の連絡も無く、再び深夜
に帰ってきた。
自転車に魅入られている彼は、3月に手に入れてから大切に大切に乗っている自転車で、今日は横浜を目指したはずだった。
どこまで行けて、どんな旅をしたのか、詳しくは語らなかった息子クン。
彼は鳥の手羽を食べながら、私は黒ビールを飲みながら、ぽつりぽつりと話をしました。
『世の中のヒトって冷たいね・・・・・・。』
「どうして?
何が有ったの?」
『帰り、大宮で降りたんだ。俺がふぅふぅ言ってるのに平気でぶつかってきやがって・・ 自分からぶつかってるのに チッ とか舌打ちするんだ。』
息子クンは自転車を分解してバッグに入れて(折りたたみ自転車ではないですよ、分解しちゃうんです)電車で移動して、近場(決して大宮から我が家までは近くないですが)は自転車で走るんです。
いいんだょ、息子クン。
世の中って冷たい。
それがわかったからこそ、今度はきっと、世の中ってステタモンジャナイ、ってことがわかるんだょ、きっとね。
「でも少しは楽しかった?」
と訊きながら息子の頬に手を当てると、いつもは振り払うようにするのに黙ってそうされるままで居て
『・・・おれ、今日何しに行ったんだかわからない・・・・。』
補導されかけたり、他にも話したくないことがたくさん、あったらしい。
『砂との戦い』で目が真っ赤だし。
連絡が無くて心配していたとき、近所で大きな事故があって、もしや息子クンでは、と思って生きた心地もしなかったこと。
こわくてこわくて、確かめに行くことも出来なかったこと。
終電で帰ってこなかったら捜索願を出しに行こうと決めていたこと。
そんなアレコレを話したら息子クンは
『おれはイッパイやりたい事があるから滅多なことじゃ事故ったり死んだりケガしたり、しないから。事故っても自分は助かるから^^』
と言い切って笑う。
日々、彼が筋トレに励み、走りこんでもいることを知っているけど、でもやっぱりママは心配性なのょ。
「冒険したんだね、いい経験したと思うよ、ママは余計な心配はしないって決めたけど、連絡が無くてやっぱり心配しちゃったょ、よく帰ってきたね^^」
話しているうちにも、息子クンはもう眠りにおちているようでした。
いろーーーんなことを乗り越えて、高校に戻った娘(休学させようかとまで思ったケド今は元気で毎週のミニテストでは毎回最高得点でクリアしてる)も、目標に向かってテクテク歩き始めました。
子どもたち。
大切なあなた達が居てくれるから、ママは頑張れる。
勝手に離婚してゴメンネ、って、ずっと負い目みたいに感じてきてた。
でも最近やっと『それぞれの人生、楽しく輝かせようね!』って言えるようになりました。
成功は失敗の遙かかなたにある、って何かで読みました。
ってことは、だ。
毎日失敗してるけど、たーーーくさん、失敗すればするほど、成功が近づくのじゃないの?
へへっ( ̄▽ ̄)v
やったぁ♪♪♪♪
そんなわけで、シッパイなんてちーーともこわくない。
子どもたち。
どんどんシッパイしようね。
そしてそれを、価値あるシッパイにしていこうね。
そして楽しもう(=^-^=)