2005年07月の記事一覧 | ☆プリュネル☆ 医師が歩く精神世界の散歩道（癒し/民間療法/ヨガ/気功を学ブログ）

ちょっと変わった京都紹介　地場エネルギーから

京都をうろつくことが多いのですが、そのエネルギーの特意性にもっとも驚いたのは、東寺の毘沙門天のお堂の中です。それは金堂や五重の塔がある所より西の棟にあります。小さなお堂です。この独特のエネルギーは何とも形容しがたいものです。異次元空間かと思うほどで、シャーマニスティックな祈りのエネルギーとでもいうのでしょうか。他で見たことがありません。あと六角堂から四条へ至る、商店街に　錦天満宮があります。その並びにもいくつかの小さなお寺があります。周りは商店街でごちゃごちゃしていて、エネルギーも雑然としていて、決していいとは言えないのに、そこはひっそりと静けさの、透明感のあるエネルギーが漂っているのです。冬の燐とした、あの空気に似ています。このギャップに驚いてしまいます。まあ、山の中の綺麗な自然の中で、いいエネルギーがあるのは、当たり前的ですよね。でもここはごちゃごちゃの良くないエネルギーの巣窟の一部にこんな清々しいエネルギーを感じ取れるところに驚きがあるのです。普通、古くなったら悪いエネルギーが蓄積し、嫌な感じがすることが多いのですが、そこは古いのに、清々しいのです。きっと手入れを丹念にしているのかなと思ってしまいます。いいとこばかりではつまらないというのでしたら、宜しくないところも一つお教えしましょう。これはずばり、将軍塚です。（すみません。あくまでもエネルギー的な話で、綺麗な植物などは植わっています。）これは五条からバイパスを少し上がって北に外れて行ったところにあります。以前、何人かで、京都結界探索ツアーをやったことがあるのですが、そのとき、将軍塚では全員、早く出て行きたいと言って早く去った思い出があります。

ヨガの教本に対する憤り

ヨガの教本を見ていつも思うことがあります。モデルになっている人はみんな格好良過ぎる。モデルだから当たり前だろう　という声が聞こえてきそうだが、そういうことを言いたいのじゃないんだなあ。初心者の普通の人ができるポーズで、とても効果があるポーズってあるはずだよね。そういう、本当に初心者向きのを載せている,ちょっと格好悪い教本が１冊くらいあってもいいじゃないかと思うのだけど。だいたい手がとどかなかったり、手や足がつかなったりするのが初心者なのだから、それに合わせてつかないなら、つかなくてもいいよ。でもこうしたら効果あるよ。といった、もっと初心者に優しい教本があればいいのにと思うのは私だけ？私もやりながら、その出来なさに敗北感を味わいながら、こうやったらいいという秘訣を編み出しましたよ。うん！つかないなら、つかなくてもいい！でもできるだけ頑張りながら、気持ちでついていると思って、気を飛ばせばいいのだ、そうしたら、気的には十分効果があるとわかってきました。どなたかこんな教本を作ってくださいよ。もし誰も作らないなら、いつか私が初心者向けの格好悪い、でも本当に初心者に優しい教本を作らないと,仕方ないのだろうね。それからです。私のクリニックではリハビリの一環として、患者さんにヨガを時々教えていますが、ある人は自分で横になるのもやっとこさ。でも懸命にやろうとしているんだ！そんな人にヨガの教本はいったいどれくらい役に立つんだ。私はその人のため、アドリブで下向きにして足を動かすポーズを考えて、指導してあげました。病気のため、身体がガチガチでひどい猫背なのです。それで動くのがやっとこさなのです。簡単な動作すらできないのです。身体障害のある人にヨガは何をやればいいのか、ヨガ関係者のみなさん、どうか本当に考えてほしいと思います。

ヨガのアーサナー　９

＜アーチのポーズ＞仰向けに寝ます。左右それぞれの手の平を肩の上（耳の横）で床につけます。この時、手の指先は肩の方へ向けます。両膝を立て、腰を上げて、両手に力を入れ、頭上を床につけます。手は足の方へと近づけます。両手両足に力を入れて、頭と腰を上げ、ひじと膝を十分に伸ばします。腰は出来るだけ高くし、弓なりになります。この姿勢で5呼吸静止し、呼吸を整え、頭、おしりと下ろしていきます。「無空のポーズ」でリラックスします。再び、弓なりのポーズをとり、手足でバランスを取りながら息を吐きつつ、片足を床に垂直になるまで上げます。このままで５呼吸ほど静止します。ゆっくりと元に戻し、「無空のポーズ」でリラックスします。３回、行いましょう。ワンポイントアドバイス：両ひじを体に寄せるようにして脇をしめます。両ひじと両膝を伸ばすように留意します。「気」の流れとしては、あまりありませんがバランス感覚が磨かれ、柔軟性が高まり、ネコ背の矯正になります。弓なりのポーズが出来るようになったら、だんだんと、支えている両手と両足の間隔を近づけていきましょう。＜ワシのポーズ　B　＞足を揃えて立ちます。両手を前に伸ばし、右腕を上にして左腕と交差させ、手の平を合わせます。合わせたままで胸の方へ両手を持ってきてから、くるっと、ひっくりかえします。左足で立ち、膝を曲げ、右足を太ももに乗せ、左足のふくらはぎに右足の甲を巻きつけます。バランスをとりながら、息を吐きつつ、上体を折り、90度のおじきをするように曲げていきます。この時、両手はなるべく前方に伸ばします。手の平は合わせたまま、指先をのばします。この姿勢で5呼吸、静止して、息を吸いながら、元に戻していきます。軸足を替えて、左右３回ずつ、繰り返しましょう。ワンポイントアドバイス：腰を折り曲げ上体を倒すと、お腹部分が圧縮され、「気」が体から手の先へと流れやすくなります。合掌した手の指先はしっかりと伸ばしましょう。伸びた指先からマイナスの「気」が出ていきます軸足が右の場合、「気」のエネルギーが下へと下がりにくい傾向があります。左足が軸の場合は、右足をしっかりと巻きつけていると足裏へと「気」のエネルギーが下りていきやすくなります。＜　足に顔をつけるポーズ　1　＞床に座り、左足を曲げ、かかとで会陰を押すようにし、右足は右横に伸ばします。右手で右足の親指をつかみます。息を吐きながら、上体を右へと倒します。次に左手で右足親指を持ち変え、右手は体の前で左へ伸ばします。右足に頭をつけ、このまま5呼吸静止します。息を吸いながら上体を元に戻し、息を調えてから反対側も同様に行います。左右交互に３回ずつ行いましょう。＜　足に顔をつけるポーズ　２＞床に座り、左足を曲げ、かかとで会陰を押すようにし、右足は右横にまっすぐ伸ばします。右手で右足の指をつかみます。左手は左耳に腕をつけ、上へまっすぐに伸ばします息を吐きながら、上体を右へと倒します。左手でも右足親指を持ち、両手で右の足を持ったまま、あごを右足にのせます。次に右手の肘を右足の内側につけ、両手で右足をもったまま、胸が上を向くようにして左の脇を伸ばします。このまま5呼吸静止します。息を吸いながら上体を元に戻し、息を整えてから反対側も同様に行います。左右交互に３回ずつ行いましょうワンポイントアドバイス：１のポーズでは体を真横に倒し、足の指を反対の手でつかんでいる状態の時、「気」は腕から足を通って体幹に巡り、循環していきます。伸ばしている脇を天井に向けてなるべく高く上げるようにしましょう。足の指をつかめない人や柔軟性のない人は決して無理をせず、足の指をつかまず、上体を倒せるところまで横に倒し、手の指先から「気」を出し、足の指先へと送るイメージをすると、手と足をつないでいるポーズ同様に「気」が循環します。手の指先をピンと伸ばし、足の指先に合わせるようにするのが大事です。２のポーズでは胸を上に向けている時、上になっている腕から下になっている腕へと「気」が循環していきます。＜ワニのポーズ 1 　＞仰向けに寝ます。両足をまっすぐに伸ばし、両腕も左右に手の平を下にして、まっすぐに伸ばします。息を吸いながら、ゆっくりと右足を床と垂直になるまで上げていき、ぴんと伸ばします。息を吐きつつ、右足をゆっくりと左手の近くまで下ろします。右肩が床から離れないように気をつけながら、顔を右へ向けます。このままで5呼吸静止します。息を吸いながら足を垂直に上げていき、息を吐きながら床に下ろします。これを左右交互に３回、繰り返しましょう。＜ワニのポーズ 2 　＞仰向けに寝ます。両足をまっすぐに伸ばし、両腕も手の平を床につけ、左右にまっすぐに伸ばします。息を吸いながら、ゆっくりと両足を床と垂直になるまで上げていきしっかりと伸ばします。息を吐きつつ、両足を揃えながら、ゆっくりと左手の近くまで下ろします。右肩が床から離れないように顔を右へ向けます。このままで5呼吸静止します。息を吸いながら両足を上に戻し、息を吐きながら床に下ろします。これを左右交互に３回、繰り返しましょう。ワンポイントアドバイス：足を上げる時には、膝をしっかりと伸ばしよう。「気」の流れとしては、１のポーズでは、手と足がついている時、足から腕、そして体幹を通って循環していきます。2のポーズでは、｢気｣の流れとして目立った動きはありません。１・２のポーズとも、ストレッチになり、骨盤のゆがみを整えます。＜手枕のポーズ 1 ＞右手で頭を支えて横になります。左手はひじを曲げて指先を頭の方へ向け胸の前で手の平を床につけます。左手に少し体重をかけて、体のバランスをとります。息を吸いながら、ゆっくりと左足を床から45度くらい上げて止めます。息を吸いながら、ゆっくりと右足も上げ、左足に揃えて、両足をまっすぐに伸ばします。なるべく足は高く上げるようにします。顔は前を向き、胸を張り、このままで５呼吸ほど静止し、息を吐きながら両足を下ろします。反対側でも同様に行い、左右交互に３回、行いましょう。＜手枕のポーズ 2 ＞右手で頭を支えて横になります。左手はひじを曲げて指先を頭の方へ向け胸の前で手の平を床につけます。左手に少し体重をかけて、体のバランスをとります。左手で左足の親指を持ちます。ゆっくりと息を吐きながら、左手で左足をひっぱり上げて伸ばし、5呼吸ほど静止します。反対側でも同様に行い、左右交互に３回、行いましょうワンポイントアドバイス：横になった時、頭から足先まで体が一直線になるよう、前後にずれないように意識して伸ばします。足は膝が曲がらないように伸ばします。「気」の流れとしては、１のポーズの時、揃えて伸ばした足先からマイナスの気が出て行きます。２のポーズでは伸ばした足から手、体幹を通って足へと「気」が循環していきます。＜サルのポーズ　＞正座で座り、右足を立てひざにして、両手は床に置きます。両手に重心をかけて、左足を後ろに伸ばしつま先で支えます。左足の膝は床につかないようにします。両手の指先は足の小指の外側に置き、手の先と足の先を揃えます。息を吐いて、右足に重心をかけます。息を吸って思いっきり上半身を反らし、5呼吸ほど静止します。両手の指を後ろにずらし、足の膝近くに置きます。あごを突き出して頭を後に倒していき、胸をそります。息を吐いて体を元に戻していきます。正座して合掌し、息を調えます。軸足を替えて、左右３回ずつ、繰り返しましょう。ワンポイントアドバイス：重心をかける足はかかとが床から浮かないようにしましょう。柔軟性がない人は無理をしないで両手を右足に揃えて、左足を伸ばしているポーズから、頭を後ろに倒して、胸を反らしましょう。右足に重心をかけたままにして後へ反るようにします。体幹から目へとマイナスの「気」のエネルギーが出ていき、目がすっきりします。

リラ発声法CD

7月の連休には医師や歯科医などの医療従事者が集まるOﾘﾝｸﾞﾃｽﾄ協会の総会が東京大学でありました。その昼休みにリラ発声法で歌われたCDを買いに行ったのです。　リラ発声法とは・・・自然の癒しのエネルギーを声に乗せて歌う歌い方とでもいったとこでしょうか。中心は鎌倉で、支店は名古屋にはあるのに、関西は飛んで、広島となっています。それで、上京したとき、ぜったいリラCDを買うと決めていました。　東京支店は東日本橋にあります。そこに居られたお店の方は、確かにマイナスエネルギーを持っていない方で、それだけでも驚きました。上品な雰囲気を持った方で、私が興味深そうな顔をしていたら、親切にもいくつもCDを聞かせてくださいました。　結局、朗読版はあまり好きになれませんでしたが、歌のCDはあれも欲しい、これも欲しいとばかりに7枚買い込んできました。　家でじっくりと聞いてみると、店ではどれもいいなと思っていたのに、やはり最近出たCDの方がいいのです。最近のCDはより高い精神レベルにあって歌っているのだそうです。　最近のCDがどのようにいいか、私の感想は、そのエネルギーの粒子性が細かいと表現したいです。最近のCDのエネルギーの方がまろやかで、より深くまで、エネルギーが浸透する感じがします。　音楽のこんな見方もあったのかと、自分で見つけて、自分で感心しています。

ヨガの呼吸法

《気を高める呼吸法》＜クンバカ呼吸法＞（息を吸い込んで止息する呼吸法）任意の座法で、背筋を伸ばして座ります。大きく息を吐き、鼻から息をゆっくりと吸い込みます。あごを胸にあてます。舌の先を上の歯の付け根にあて、息を止めます。その後、ゆっくりと息を出す。ワンポイントアドバイス止息の時に、丹田（臍の下あたり）で「気」を意識して回します（練るようなイメージで回します）。　長く息を止めながら、気を練ると「気」を一層、充実させることが出来、気が高まります。＜バストリカ呼吸法＞（火の呼吸法）任意の座法で、背筋をぴんと伸ばして座ります。鼻から息を「ふん」と音を立てて、素早く、力強く出します。お腹がへこんだ状態になります。吐き終わったら、素早く息を吸い込みます。この時、お腹は膨らみます。素早い息の出し入れを10回、お腹をへこませたり、膨らませたりして繰り返します。ゆったりと胸を開きながら、静かに息を吸い込み、ゆっくりと（10秒ほど）止息します。この時、あごを胸につけ、右手の親指で、右の小鼻を押さえ、薬指で左の小鼻を押さえ、人差し指と中指で眉間（アジナチャクラ）を押さえクンバカします。小鼻を押さえていた指を離し、ゆっくりと息を吐ききります。3回繰り返します。ワンポイントアドバイス息を吸うとき、｢気｣をアジナチャクラに一度入れるようイメージし、止息のときにはアジナチャクラの位置を指で押さえながら、その部分をしっかりと意識して行うと「気」がさらに高まります。《気を鎮める呼吸法》＜シータリ呼吸法＞任意の座法で、背筋をすっと伸ばして座ります。舌を突き出し、丸めます。そのままで息を吸い込みます。（舌先が冷えた感じがし、クールな気が取り込まれます。）吸うとき、口から「気」が頭（脳）入るとイメージします。口を閉じて、舌を上の歯の付け根につけ、あごを胸にあて、頭の中で涼な「気」をかき混ぜながら、練るように意識しながら10秒ほど止息します。鼻からゆっくりと息を吐き出します。6回を1セットで、5呼吸ほど休み、3回繰り返します。ワンポイントアドバイス気の流れとしては、吸気の時に、口から頭へ入れ、止息の時に、頭の中で練り、呼気の時、頭から不要な気を出して行くとイメージします。息を吐く時、頭皮（百会）から「不要な気」が出るイメージをしましょう。＜チャンドラ呼吸法＞任意の座法で、背筋をぴんと伸ばして座ります。鼻から息を吐き出します。右手の親指で、右の小鼻を押さえ、人差し指と中指で眉間（アジナチャクラ）を押さえながら左の鼻より思いっきり吸い込みます。指で押さえたアジナチャクラにプラーナをあて、意識を集中する。口を閉じて、舌を上の歯の付け根につけ、あごを胸にあて、右手薬指で左の小鼻を押さえながら、息を吸い込んだ時間の倍の長さで、止息します。薬指を離し、左の鼻からゆっくりと息を吐ききります。5～10回繰り返します。ワンポイントアドバイス左の鼻から取り込む気は月の道（陰）、右の鼻から取り込む気は太陽の道（陽）を流れます。左の鼻で息を吸うと気分がとても落ち着きますので、上がってしまっている時などにすると、気が鎮まり、リラックス出来ます。逆に右の鼻から息を吸い込むと興奮し、体温が上がりますので、テンションを上げたい時や意欲を高めたい時には、右の鼻のチャンドラ呼吸法をすると良いでしょう。《気が楽になる呼吸法》＜スンヤカ呼吸法＞（息を吐ききって止息する呼吸法）任意の座法で、背筋を伸ばして座ります。お腹を背中にくっつけるように、へこませながら、ゆっくりと、鼻から息を吐き、あごを胸にあてます。舌の先を上の歯の付け根にあて、息を止めます。（3秒～10秒）ワンポイントアドバイス止息の時に、丹田（臍の下あたり）で「気」を意識して回すと気が練られるだけでなく、止息しやすくなります。吐ききって止息の後、息を吸い込む時に、体全体から空間の「気」を吸い込むようにイメージします。さらに「気」が気道を通って肺の中へ、そして丹田へと入ってくると意識すると気が流れやすくなります。

ヨガのアーサナ　８

＜赤ちゃんのポーズ　１＞仰向けに横になり、右膝を曲げ、両手で抱えます。息を吐きながら、両手で右足を引き寄せ、上体を起こし、額を右膝につけます。このまま5呼吸静止します。息を吸いながら上体を元に戻し、両手の力も抜き、足を下ろします。リラックスしてから反対側も行いましょう。左右交互に３回ずつ行いましょう。＜赤ちゃんのポーズ　２＞仰向けに横になり、両膝を曲げ、両手で抱えます。息を吐きながら、両手で両足を引き寄せ、上体を起こし、額を膝につけます。このまま5呼吸静止します。息を吸いながら上体を元に戻し、両手の力も抜き、足を下ろします。リラックスしてから、2回目をします。計３回行いましょう。ワンポイントアドバイス：息を吐く時は、お腹が背中にひっつくような気持ちで十分に吐ききるようにしましょう。どちらのポーズも背中から頭へ「気」が流れるように意識します。不要な気が頭上から出て行きます。＜弓のポーズ 1 　＞うつ伏せに寝ます。両足を曲げて、両手で足首をつかみます。この姿勢で息をゆっくりと吐きます。息を吸って膝を開き、足首を引っ張り上げ、しばらくこの姿勢を保ちます。息を吸いながら、上体を反らしていきます。視線は天井を見ます。足を高く持ち上げ上体を思いっきり反らし、頭も反らして、体全体を弓のようにします。このままで５呼吸静止し、ゆっくりと息を吐きながら元にもどします。これを３回、繰り返しましょう。＜弓のポーズ 2 　＞うつ伏せに寝ます。右足を曲げて、右手で足首をつかみます。息を吸って右足を引っ張り上げ、左足も出来るだけ高く上げます。そうしてから左足だけ下ろします。次に息を吸って、左手を前方に伸ばして頭より高く上げ、上体を反らします。視線は左の指先を見ます。右足を高く持ち上げ上体を上げ、頭も胸も思いっきり反らして、このままで５呼吸静止し、ゆっくりと息を吐きながら元にもどします。左右、３回行いましましょう。ワンポイントアドバイス：足を上げる時には、膝を出来るだけ高くあげます。視線は高い位置に合わせます。「気」の流れとしては、１のポーズでは、弓になっている状態の時、反っている背骨や腰から上空へ向かって不要な気が出て行きます。2のポーズでは、片足ずつ上げて弓なりになっている時、足首をつかんでいる腕から体幹を通り、持ち上げている足へと｢気｣が循環します。不要な「気」は１のほうが、出やすいですが、循環する｢気｣の流れとしては２のポーズのほうがより良く流れます。

ヨガのアーサナー　７

＜足を開くポーズ＞両足を前に伸ばして座り、胸を張り、背筋をまっすぐにします。足を出来るだけ大きく横へ開き、腕を左右の膝の上におきます。膝は浮かないようにします。両腕を前へ突き出し、手の平を床に置きます。息を吐きながら、お腹、胸、あごの順に、ゆっくりと床につけていきます。（前屈姿勢）息を吸いながら、手で左右の足の指をつかみ、5呼吸ほど静止します。息を吸いながら胸を反らします。息を吐きながら、両手を前に伸ばし、息を吸いながら、あご、胸、お腹の順に状態を起こしていきます。次に、手の平は下にして、左腕を右足に平行して、床につけるようにし、息を吐きながら上体を左へ倒していき、右脇を思いっきり伸ばします。左足の指（又は足の裏）を右手でつかみます。この姿勢で5呼吸、静止します。左右、行います。ワンポイントアドバイス：「気」は腕から足、お腹を通って循環していきます。＜足を開くポーズ＝片脚編＞両足開脚が無理な場合はこちらで行いましょう片足は曲げてかかとを足の付け根につけ、もう片方は横へ伸ばします。伸ばした足の方へ上半身を倒していきます。倒す時、前屈みにならないよう気をつけ、真横に倒していくよう注意しましょう。足の指をつかめる人はつかんで輪を作ります。5呼吸ほど静止します。反対側も同様に行います。ワンポイントアドバイス：「気」は腕から足、お腹へ回っていきます。足の指をつかめない人は手の指先と足の指をつなぐイメージをすると、「気」が回っていきます。＜ハトのポーズ＞　　足を左に出して横座りします。左足を後ろへひっぱり、左のかかとが腰につくようにします。右足は体に引き寄せ、右の足裏は左の足にぴったりとつけておきます。左腕のひじの内側に左足先をのせます。右手を頭の後へ回し、両手を組みます。ゆっくりと息を吸いながら、顔は左を向け、左足の膝を見ます。次に、息を吸いながら、顔を右の上へ向け、胸を張り、背筋を伸ばします。このまま、5呼吸ほど静止します。ゆっくりと息を吐きながら、正座し、反対側も同様に行いましょう。左右交互3回、しましょう。ワンポイントアドバイス：「気」の流れとしては、ひじに掛けている足から組んだ手を通って上げている腕、上げている腕の肩へ、そして体から腰を通って循環していきます。＜サギのポーズ＞両足を伸ばして座ります。左足を立膝し、土踏ますを両手でつかみます。息を吐きながら背を丸くし、額を左足の膝につけます。息を吸いながら、左足を持ったまま、まっすぐと上へ伸ばしていきます。左足の指先が目の高さにきたら、静止して呼吸を整えます。息を吐いて、両手で左足を体幹に引きつけます。膝小僧が胸につくようにします。ゆっくりと息を吸い込み、背筋を伸ばして、5呼吸ほど静止します。息を吐きながら、左足をゆっくりと床へ下ろします。呼吸を整えて、反対の足も同様に行います。　　　ワンポイントアドバイス：膝や背筋はまっすぐになるように気をつけます。足の土踏まずを手で持てない人は無理をせず、タオルを使ってしてみましょう。足の裏にタオルを掛けて上へ上げていきます。無理をせず、出来る範囲で行いましょう。＜Ｖのポーズ＞両足を揃えて伸ばして座ります。背筋を伸ばし、両手を肩の高さで前に伸ばします。息を吸って上半身を後ろへ少し倒し、両足も高く上げていきます。尾てい骨を基点にしてＶの字の形を取り、お腹に力をぐっと入れながら、バランスを取ります。5呼吸静止して息を整えます。両手で両足首をかかえ、背中を丸くして額と膝をつけます。息を吸いながら、両足と背筋をピンと伸ばし、5呼吸ほど、静止します。息を吐きながら、両手で両足の親指をつかみ、開脚します。5呼吸ほど静止して、ゆっくりともとへ戻していきます。呼吸を整えます。3回、行います。＜アンテナのポーズ＞正座で座り、背筋を伸ばしてあごを引き、合掌します。静かに息を吐きながら、両手をゆっくりと上げ、腕で耳を挟むようにして伸ばし、脇も思い切り伸ばします。ゆっくりと息を吐きながら、両手の力をゆるめて、肩幅ほどに開いて、上を見上げます。両手はアンテナと意識して宇宙からの気（プラーナ）を指先に感じるよう意識します。息を吸いながら、プラーナを握りしめるように、親指から順番に指を折り、手は肩の高さに下ろします。首を後ろに倒し、胸を反らしていきます。息を吸いながら、小指が上に向くように腕をねじります。次に背中で両腕をクロスさせ、手を上に持ち上げます。息を吐きながら、額をひざにつけます。前屈姿勢のまま腰を浮かさないようにし、息を吐きながら、背筋を伸ばし、あごを床につけます。背中でクロスしている腕はなるべく上へと伸ばします。息を吸いながら上体を起こし、初めの合掌のポーズに戻ります。5呼吸ほど息を整えます。３回繰り返しましょう。ワンポイントアドバイス：腕を天に向かって広げながら伸ばしているとき、指先から体幹に向かって「気」が流れます。宇宙からの気を受けていると強く意識しましょう。＜三点倒立のポーズ　＞正座で座ります。息を吐いて、つま先立ちで中腰になります。両手の平を膝の前の床につけます。両ひじを少し曲げて、ひじの上に膝の内側をのせます。ゆっくりと息を吸って両手に重心をかけていき、手首が床と直角になりようにし、つま先を浮かせて、手に体重をのせバランスをとり、しばらく静止します。次に、息を吐きながら、頭頂を床につけます。腰を高く持ち上げ、膝は両ひじをのせたままで、足をだんだんと上げていきます。背筋を伸ばし、頭頂とおしりが床と垂直になるように気をつけます。体の重心を後方へ移していくと自然と足がひじから浮き上がります。足が浮いたら、膝を曲げ、両手と頭の三点でバランスをとります。ゆっくりと両足を揃えながら伸ばしていきます。倒立のポーズで5呼吸静止し、ゆっくりと順を追いながら元に戻ります。3回行いましょう。ワンポイントアドバイス：体重移動の時の視線は一点を見るようにします。頭頂の百会のつぼを刺激します。頭痛に効きます。また、下半身のうっ血している血液を心臓に戻します。

ヨガのアーサナ　６

＜カエルのポーズ＞両足を伸ばしてうつ伏せに寝ます。足は肩幅に開き、膝を曲げ、おしりに足裏をのせます。両手で足をつかみ上から押さえるようにします。息を吐いて、足の裏が床につくように足の甲を押し付けます。この姿勢で5呼吸ほど静止します。息を吸って、頭を持ち上げ、後ろに反らします。目は天井を見るようにします。このままで5呼吸ほど静止し、息を吐いて元に戻ります。両足を伸ばし、手を重ねてほおをのせ、うつ伏せのまま、しばらく休み、同じことをあと2回繰り返しましょう。ワンポイントアドバイス柔軟のためのポーズで、「気」の流れ的には目立った動きはありません。このポーズはけっして無理をせず、慣れないうちは、まずは片足ずつ行うとよいでしょう。＜三角のポーズ　１＞両足を左右に大きく開いて立ち、息を吸いながら手は下向きにして、真横に伸ばします。息を吐きつつ、右腕で耳を押さえるようにしながら、上体を左へ倒します。左手は左足に這わせ、足首の方へ伸ばしていきます。右脇を思いっきり伸ばし、５呼吸ほど静止します。息を吸いながら元に戻し、反対側も同様に行います。＜三角のポーズ　２＞両足を左右に大きく開いて立ち、息を吸いながら手は下向きにして、真横に伸ばします。正面を向いたまま、右足を右向きにし、息を吐きながら右膝を曲げていき、右足へ重心をのせます。右手で右足首をつかみ、左腕は伸ばして耳にあてます。左脇を思いっきり伸ばし、５呼吸ほど静止します。息を吸いながら元に戻し、反対側も同様に行います。＜三角のポーズ　３＞両足を左右に大きく開いて立ち、息を吸いながら手は下向きにして、真横に伸ばします。正面を向いたまま、右足を右向きにし、息を吐きながら右膝を曲げていき、右足へ重心をのせます。上体を右にひねり、左手で右足首をつかみます。右腕は伸ばして耳にあて、脇をしっかりと伸ばします。このままで５呼吸ほど静止します。息を吸いながら元に戻し、反対側も同様に行います。ワンポイントアドバイス：１のポーズでは、真横に倒すようにします。足先の上に頭を持ってくるようにします。２のポーズでは伸ばした手から足までが一直線になるように注意します。脇を伸ばしきった状態の時、｢気｣は脇から指先へ流れていきます。脇から伸ばした指先に向かって不要な気が出て行くとイメージしましょう。＜牛の顔のポーズ　＞両足を左へ出して横すわりになります。右手で左足を持って、足をクロスさせ左足をおしりの右横におきます。左手を上げ、ひじを曲げ、手の平は背中につけます。右手は下から背中へ回し、左手と組みます。左と右のひじが床と垂直になるようにします。息を吐きながら、上体を前に倒していき、次に息を吸いながら、あごを引いて、胸を張り、背筋を伸ばします。このままで５呼吸ほど静止します。息を吸いながらゆっくりと元に戻します。足を組み替えて同様に行い、左右交互に３回行います。ワンポイントアドバイス：最初は正座の姿勢でやってみましょう。胸を反らす時、上げた手のひじは頭の横でなく後ろに来るようにします。また、組んだ足の膝が離れないように注意しましょう。背筋を伸ばした状態の時、体幹から頭上に向かって｢気｣が流れるようにイメージすると不要な気が頭の先から出て行きます。＜弓をかまえるポーズ＞左を下にして横になり、頭の上へ左手伸ばし、手の平を床につけます。息を吐吸いながら、右膝を曲げ、右手で右足首をつかんで体の方へ引き寄せます。息を吐きながら、手でつかんだ右足を上へぐっと伸ばします。上体を起こし、足のつま先を見ます。このままで５呼吸ほど静止します。ゆっくりと元に戻し、反対側も同様に行います。左右交互に３回、行いましょう。ワンポイントアドバイス：横向きに寝るときに、上体を少し起こし、腕を伸ばして、脇の下が床につかないようにします。「気」の流れは、足を持ち上げ上体を起こし、つま先を見ているポーズの時に、腰、上げている足の先から、脇を通り、腕へと循環していきます。そのようにイメージしましょう。＜飛行機のポーズ　＞あごを床につけ、うつ伏せで寝ます。両手を前に伸ばし、指に力を入れ、ぱっと開き、力を抜きます。足は肩幅ほどに開き、息を吐きます。息を吸って、ゆっくりと両手、両足を伸ばしながら上へ高く上げ、上体もぐっと反らし、胸を張ります。視線を天井に向け、このままで５呼吸ほど静止します。息を吐きながら、ゆっくりともとに戻します。手の平を重ねて、ほおをのせて、休みます。３回、繰り返しましょう。ワンポイントアドバイス：手足はしっかりと伸ばしましょう。上体を反らし、手足を伸ばして静止している時、手足の先から「気」を取り込むように意識します。

ヨガのアーサナー　５

＜ピラミッドのポーズ＞　背筋を伸ばし、肩幅に足を開いて立ちます。呼吸を整え、手を膝の上におきます。息を吐きながら、手を足に這わせていき、前屈します。背中が丸くならないよう注意し、頭の頂上が床につくところまで足を開いていきます。両手で両足をしっかりと持った状態で、5呼吸ほど静止します。頭上を床につけ、百会のつぼを刺激します。両手を背中に回し、合掌します。この状態で5呼吸、静止し、手を床につけ、ゆっくりと息を吸いながら上体を元に戻していきましょう。呼吸を整え、3回、繰り返しましょう。ワンポイントアドバイス頭が床につかない人は、両手を床につけたままで、上体を支えながら、頭上を床につけましょう。床に頭がついたら、体重を頭にかけます。百会のつぼを刺激します。この姿勢で5呼吸、静止します。ゆっくりと息を吸いなが、元に戻り、呼吸を整えましょう。＜バッタのポーズ　その１＞あごを床につけて、うつ伏せに寝ます。足は揃えて、手の平を床につけて体の横におきます。ゆっくりと息を吐き、次に息を吸いながら腰が浮かないようにして、左下肢を浮かせるように後ろに上げます。両手でしっかりと床を押さえ、足を上げたままで5呼吸ほど静止します。ゆっくりと息を吐きながら、左足を下ろします。右下肢も同様に行い、左右、3回しましょう。ワンポイントアドバイス「気」は、息を吸いながら足を上げている状態で、上げた足のつま先から入り、腰へと流れていくとイメージしましょう。その２のポーズよりもこちらのポーズの方が「気」の流れはいいようです。＜バッタのポーズ　その２＞あごを床につけて、うつ伏せに寝ます。足は揃えて伸ばします。手の親指を中に入れて握ります。握りこぶしを恥骨の下におきます。ゆっくりと息を吐き、次に息を十分に吸い、こぶしに力を入れて、息を止め、両足を揃えて思いっきり、後ろへ上げます。膝が曲がらないよう注意しましょう。息をしたくなったら、息を吐きながら、ゆっくりと足を下ろします。手を額に当てて、リラックスします。3回しましょう。ワンポイントアドバイス「気」は、両足を上げている状態で、上げた足のつま先から入り、体へと流れていくとイメージしましょう。こちらのポーズは痩身によく効き、腰がしまります。＜かんぬきのポーズ＞足は揃えて立ちます。左足を真横に伸ばし、つま先を外側へ向けます。胸の前で合掌します。親指をクロスさせます。息を吸いながら両手をまっすぐに上に伸ばし、両耳を腕で挟むようにします。次に、息を吐きながら上体を左へ倒します。両腕も脇も伸びるようにし、このままで5呼吸ほど静止します。息を吸いながら、上体をもとに戻し、両手を下ろします。同様に右足も行います。　左右、3回しましょう。ワンポイントアドバイス上体は前かがみにならないよう、しっかりと真横に倒します。両ひじも曲がらないように気をつけます。おしりも締めるようにします。「気」は、上体を横に倒している時、伸びている脇から指先へ流れて出ていくとイメージしましょう。＜トカゲのポーズ＞あごを床につけて、うつ伏せに寝ます。腕を曲げて、手の平を胸の横におきます。両足は25センチほど上げてつま先立ちにします。ゆっくりと息を吐き、全身を7センチ持ち上げ、両手とつま先で体を支えます。体を一本の棒のようにし、頭からかかとままで、床と平行になるようにし、5呼吸ほど静止します。更に、ゆっくりと吸いながら、全身を前に動かし、足の甲を床につけます。5呼吸ほど静止してから、体を床につけ、力を抜いて休みます。3回しましょう。ワンポイントアドバイス体幹から頭上を通り、不要な気が出ていきます。体をまっすぐに伸ばすように注意し、「気」の流れを意識しましょう。＜ねじりのポーズ　その１＞正座してから、両足を左へずらし、おしりを床につけます。右手で左の膝をつかみ、左手の甲を腰の後ろに当て、息を吐きながら、上体を左へねじります。息を吸いながら体を戻します。次に左手で右の膝をつかみます。左手の甲を腰の後ろ当て、息を吐きながら上体を右へひねりましょう。足を組み替えて、左右とも3回しましょう。ワンポイントアドバイス頭から体に一本の棒が入っているようにイメージし、背筋を伸ばすように注意します。「気」は、体をひねっている時、体の中心から頭上に向けて不要な気が出ていきます。＜ねじりのポーズ　その２＞正座してから、右膝を立て、右手を右足の前に置きます。左手を後ろに回し、右手と組みます。右腕は右の膝の内側から背後へ回します。（右腕で右の膝を押さえるような感じです。）息を吐いて上体を前に倒し、息を吸って胸を張り、天井をみます。息を吐きながら、上体を左にねじります。足を組み替えて、左右交互に3回しましょう。ワンポイントアドバイス背筋を伸ばすように注意します。「気」は、体をひねっている時、体の中心から頭上に向けて不要な気が出ていきますが背筋が伸びていないと流れにくくなります。＜ねじりのポーズ　その３＞両足を前に伸ばし座ります。右足を左膝の外側に立て、右足を左のひじの外側に当てて右足首をつかみます。（左の腕の下に右足がきます）息を吸って右手を肩の高さに前方へまっすぐ伸ばします。息を吐きながら、右手を背中に回し、上体を右へねじります。右手の甲を腰の後ろから右の太ももの内側へ入れ、思いっきり、右へねじります。このまま、5呼吸ほど静止して、右手を肩の高さのに上げ、上体をゆっくりと戻します。足を替えて、左右交互に3回、行いましょう。ワンポイントアドバイス伸ばした足と両肩が一直線になるようねじります。背中が曲がらないようにします。「気」は、体をひねっている時、体の中心から頭上に向けて不要な気が出ていきます。他のポーズと同様で背筋が伸びていないと気は流れにくくなります。

ヨガのアーサナー　４

＜片足上げの太鼓橋のポーズ＞　　両足を揃え、仰向けに寝ます。両手を頭の上へ伸ばします。息を吸いながら、両方のかかとを床につけて踏ん張り、背中反らしていき、アーチを作りましょう。息を吐きながら、肩を床につけたままで、腰に両手をあてて、支えます。この時、両肘をしっかりと内側へ引き締めて、肩幅より広がらないようにします。両足をゆっくりと揃えて伸ばします。息を吸いながら、右足を上げていき、床と垂直になったところで、5呼吸ほど静止します。息を吐きながら右足を床に戻します。左足も同様に行います。　　左右、3回ほどずつ行いましょう。ワンポイントアドバイス：両肩は床から離れないようにし、両肘を内側へ引き寄せ、肩幅より広がらないように注意します。上げた足はまっすぐ伸ばし、つま先もピンと伸ばします。＜サカナのポーズ　その１＞両足を伸ばして座り、膝の上に手を置きます。手の親指を中にして握り、両肘を床に立て、肘は体に引き寄せながら寝ます。息を吸いながら、両肘に力を入れ、胸をぐっと上にし、あごを突き出し、生え際が床につくような感じで体を反らします。このままで5呼吸ほど静止します。「気」の流れは胸から眼球を通るようにイメージしましょう。息を吐きながら、ゆっくりともとに戻り、「無空のポーズ」で呼吸を整えます。3回ほど、繰り返しましょう。＜サカナのポーズ　その２＞蓮華座で座ります。手の親指を中にして握り、左、右と肘を床に立て、肘は体に引き寄せながら上体を後ろへ倒します仰向けに寝て、両肘で脇をしめるようにします。息を吸いながら、両肘に力を入れ、胸をぐっと上にし、あごを突き出し、生え際が床につくような感じで体を反らします。このままで5呼吸ほど静止します。「気」の流れは胸から眼球を通るようにイメージしましょう。息を吐きながら、全身の力を抜き、「無空のポーズ」で呼吸を整えます。足を組み替えて同様に行いましょう。ワンポイントアドバイス肘を力強く床に押し当てるので、すれないように、ゆっくりした動きをするよう注意しましょう。サカナのポーズは別名、若返りのポーズとも言われています。体幹の不要な気が頭を通って出ますので、眼球を通って出すと目がすっきりします。＜背中を伸ばすポーズ＞両足を伸ばして座ります。背筋は伸ばし、手を太ももの上へ置きます。息を吐きながら上半身を前へ倒してゆき、両足の親指に手の人差し指をそれぞれかけます。息を吸いながら、上半身を思いっきり反らします。息を胸いっぱいに吸ったら、今度は息を吐きながら、前屈し、お腹、胸、あご、額の順で足につけていきます。膝は曲げないようまっすぐと伸ばします。上体が足にぴったりとついた状態で5呼吸ほど静止します。息を吐きながら、元に戻ります。　3回、繰り返しましょう。ワンポイントアドバイス手が足の指に届かない時は、無理をせず、伸ばせる範囲で行います。膝が曲がって浮かないように注意しましょう。＜うさぎのポーズ＞　立て膝になります。息を吐きながら、前屈し、頭上を床につけます。手は足首をつかみます。頭上を床にしっかりとつけ、百会のつぼを刺激します。この状態で5呼吸、静止し、ゆっくりと息を吸いながら上体を元に戻していきましょう。ワンポイントアドバイスしっかり首を前屈して、頭の中心の百会を刺激しましょう。＜立木のポーズ＞足を揃えてまっすぐ前を向き立ちます。左手を腰に当て右手で右足首を持ち、左足の鼠径部（足の付け根）に右足のかかとをつけ、足の裏を左足の大腿部内側に、ぴったりとつけます。つま先は下を向きます。手は口のところで合掌し親指をクロスさせます。このままでしばらく呼吸を整えます。ゆっくりと息を吸って、合わせた手を上げていき、両耳を腕で挟むようにします。脇をぴんと伸ばします。バランスを取りながら、5呼吸ほど静止します。ゆっくりと息を吐きながら、両手を口のところまで下ろし、右足を下ろします。呼吸を整えて、足を変えて同様に行います。左右、3回ずつしましょう。ワンポイントアドバイス両手を上げきった状態の時、腕がアンテナになり、「気」が宇宙からのエネルギーとして入ってきます。床についている軸足から地球に向かって、天から入ってきた「気」を流すイメージをしましょう。非常に「気」が流れやすいポーズです。慣れてきたら、60秒ほど片足で立ってみましょう。＜合蹠（がっせき）のポーズ＞両足を前に伸ばして座り、両足を開いて膝を曲げ、足の裏を合わせ、会陰部につけます。足はぴったりと体につけます。大きく息を吸い、両手を前に伸ばし、ゆっくりと息を吐きながら、腰、お腹、胸、あご、額の順番に上体を倒していきます。手は床に這わせます。床に額をつけるようにし、このままの状態で5呼吸ほど静止します。ゆっくりと息を吐きながらもとに戻り、リラックスしてから、同じ動作を3回繰り返しましょう。ワンポイントアドバイス上体を曲げていくときに、おしりが上がらないよう注意しましょう。｢気｣のながれとしては、上体を曲げきった状態の時、体から指先に向かって気が流れていきます。この時、手の指を開いて行うと、不要な気が出やすくなります。