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カテゴリ:デンマークで薬膳
北欧には栗がありません🌰 こちらで一般に「栗」 と言われているのは日本でいう栃(トチ)の実です。 【落ちてきた栃の実。ストックホルムにて🇸🇪】 【ストックホルムの栃の木🇸🇪】 名前の混乱は歴史の故でもありますが はっきりしているのは 誰も見向きもしない こと💦 諦めきれず試してみたものの👀 やはり長茹でしただけではNG、、 アク抜きも大変すぎるので挫折しました。 日本でいただける美味しい栃餅を準備するには 大変な準備と作業が必要なのだと頭が下がります🙇♀️✨ 冬の厳しい北欧で🇩🇰🇸🇪 もし栃の実に毒性がなく美味しくて滋養に富むなら 誰に言われなくてもみなさま拾いますよね。。 そんな北欧でも栗の入手自体は可能🌰 市場やスーパーで売られていたり クリスマスマーケットでは焼き栗の屋台もみかけます🎄 ただし馴染みが薄いので 夫🇸🇪は私と知り合うまで栗を食べたことがなかったのだとか😳 【焼き栗の屋台。コペンハーゲンにて🇩🇰】 入手できる栗はフランスイタリアなど 主にヨーロッパ南部からの輸入品です🇪🇺 今回はオーブンで焼き栗に🌰 日本の栗よりも小ぶりで味も原始的?ですが じっくり火を通すことで甘みが引き出されます。 私は多めにローストして 秋冬のジビエ料理やスープように保存します。 (こちらが主な目的かも👀) 唐時代の名医・孫思邈(そんしばく)が『腎の果』と呼んだ栗は 古代から虚弱や加齢による様々な不調に有益とされてきました。 虚弱や加齢(腎虚・老化)による足腰のだるさや冷え、 疲労、食欲不振、咳、喘息、頻尿、失禁、下痢、便血などに。 足腰が弱った老人が生の栗を食べると 元通り歩けるようになったという逸話もあります🌰 また栗の実の黄色い色や ホクホクとした甘さは五臓の”脾”に通じるため、 虚弱で胃腸の弱い人にも良いとされています✨ 冬を乗り越える体力を作り代謝を高めるためにも。 ぜひ、カフェで美味しいモンブランをどうぞ🍰💕 渋皮には抗酸化作用があり美肌にも重宝されるので 栗の渋皮煮もおすすめです😍 栗(くり)🌰 【性味】温/甘、 【帰経】脾胃腎(生食⇨腎、加熱⇨脾) 【効能】健脾益胃、補腎、強筋、活血、 止血、止咳化痰、健脳強壮 【応用】虚弱や加齢(腎虚・老化)による足腰のだるさや冷え、
疲労、食欲不振、咳、喘息、耳鳴り、頻尿、失禁、 下痢、便血など 旬の薬膳素材を活用して、お健やかな日々を🍀✨ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.11.02 00:00:21
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