韓国釜山の悪妻日記

今日は夕方から、行きたくもない一泊旅行に智異山国立公園に行く。
だんなの高校時代の友達家族５組と・・・

もちろん悪妻夫婦以外は、お子チャマ連ればかり。

しかもわてらだけ、だんなの語学院の授業都合で夕方出発。
正直、マジだりぃ・・・（鬼発言）

一度は行きたくないから断った。それでも食い下がるツレら。

『あんた一人で行けば？』

と悪妻ちっくに、のたまったが彼らはあっしと飲みたいらしい。
断っても断っても、しつこいツレたち。

あまりにしつこいので今回はしょうがなく悪妻が折れてやった。

おかげで、あっしは、期間限定釜山滞在中のさかなさんが週末
お泊りにくる予定を急遽当日の金曜日にしたのである。

したのであったが、バカだんなのせいで予定が狂いまくった。
ヤツをアテにしたのが、間違いであった。

金曜日の夜、悪妻はカテキョーがあった＆さかなさんも西面で仕事後
我が家に９時過ぎごろには到着予定であった。

だんなの最寄地下鉄駅へのお迎えが食品会社の授業後になるので９時。

そうやって、悪妻は昼過ぎに
だんなにも、さかなさんにも指示を出したのである。

しかしヤツの勝手な行動で、９時半に西面とか（食品会社はウルサン）
意味不明な約束を８時半ごろ、さかなさんに取り付たらしい・・・

わても食品会社の授業で遅れるなら納得する。
でも西面ってナンやねん？

あんた、また、いつでも飲める会社の連中と飲みにでも行ったやろ？
（注：うちのだんなは酒が呑めません）


彼女は結局、こんなクソ田舎まで自力でタクシーで１０時過ぎに到着。
まだ帰らないクソだんな。

せっかくこの辺の旨い焼肉屋（もちろん豚じゃねえ、牛よ、牛！）に
連れて行く計画も台無し。

仕方なく家でフライドチキンの出前と、ブロッコリーと卵のサラダ、
急遽パスタを茹でて、
さかなさんが持ってきてくれた手作りミートソースとで宴会を始めた。

悪妻はA型なので、予定が急に変わることが一番面食らう。

これは韓国に住んだら分かることだけど、
韓国人がドタキャンばっかするので、こっちに住んで初めの頃は
ひっじょ～にストレスであった。（今もだけど）


が、まさか今頃、だんながこんな仕打ちを悪妻にするとは！！

（ヤツは悪妻が世界で一番怒らせたら怖いことを身を持って知っている）

わてらが、愚痴やなんやとガンガン話し始め
酒も入って場が盛り上がり（あ、酒呑むのはあっしだけ、苦笑）
悪妻の動揺も少し落ち着け始めた１１時半頃
玄関のドアが、ガチャガチャいい、愛犬さくらが、だーーーーーっと
足元から玄関へと走っていく。

心優しいさかなさんは、

『怒らないで、だんなさんを怒らないで』

としきりに言ってくれたが、わての腹は煮えくり返っておる。

誰のせいで、急に金曜日に約束をズラしたと思ってんねん！？

悪妻の友達関係の約束なんて、こっちじゃほとんどないじゃん。

もし、一人なら玄関のドアは開けなかったかもしれない。
でも、自分のせいで夫婦喧嘩をするなんて、と気にするさかなさん。

わては、能面のようなツラで玄関のドアを開けてやった。


『よかった～・・・鍵開けてもらえないかと思った・・・』

苦笑いで、家にそそくさ入ってくるだんな。

悪妻は無視して、そのままキッチンでさかなさんと機関銃トーク。
さかなさんに、挨拶をちょこっとだけして
着替えて一人リビングでテレビを見るだんな。

『さくら～、さくら～』

孤独の寂しさに耐えかね、さくらを呼んでも、意地汚い愛犬は
キッチンで旨そうなモノをつまむ悪妻の足元から
だんなにチラっと視線を送るのみ。

犬にも相手にしてもらえないだんな。

『あの～、僕もうお先に寝てもいいですかね？』

『おやすみ』←冷たく遮断なあっし。

女二人で、またしても夜中２時まで喋った昨日と
朝から再び、喋り倒すブランチ後の優雅な時間。

ちょっと気分が晴れたので、今日は心を少し入れ替えヤツのツレらにも
愛想良く、振舞ってやろう。

あ～、あっしてなんて良い妻なんでしょう～

この家の韓国人住人より、悪妻はやっぱり心が広い。

（ツッコミ入れたい人だけ上のリンクに飛んでみてね）