225772 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Pussy Cat Sophie (子猫ソフィの猫物語)その他

Pussy Cat Sophie (子猫ソフィの猫物語)その他

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

Pussy Cat Sophie

Pussy Cat Sophie

Category

Favorite Blog

源氏物語〔9帖 葵 11… New! Photo USMさん

ハーブティーのみな… New! 花より薩摩琵琶さん

秋バラ~フレグラン… New! 萌芽月さん

岡 清美の木彫りギ… 清峯さん
natura materia … なちゅらまさん
■□■Poem☆Heart■□■ メロブー♪さん
『嬉しく・楽しく・… 警固屋のタカさんさん
*half*moon* まみり*らえさん
灰色猫のはいねの生活 haine0326さん
ワタリガラスの隠れ家 YOUΩさん

Freepage List

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

2009.12.21
XML
来年はNHK大河ドラマ「龍馬伝」で、高知出身の坂本龍馬ブームだそうだ。
「龍馬伝」には、「はちきん」や「いごっそう」がたくさん出てくるのだろう。

「はちきん」とは、気が強くて可愛い「高知県の女性」のことである。
「いごっそう」とは、自分の信念に忠実で、
言い出したら絶対に引かない「高知県の男性」のことである。

遥か昔、高知県出身の私は、
寮や学校のクラスメートの帰国子女やアメリカ人の女の子たちから、
「あなたは日本人らしくない」と散々言われた。
しかし、高知県では私は「レッキとした日本人」で、
日本人らしくないと言われたことなどなかった。
高知では、静かでおとなしいほうだった。
東京で態度が変わったこともなかった。
あくまで自分流、ある意味では高知流でやっていた。
しかし、「日本人らしくない」というのは、明らかに彼女達の誉め言葉らしかったので、
「誉め言葉はありがたく聞くものだ・・・」と思い、全く気にしていなかった。

しかし、帰国子女やアメリカ人に囲まれていた私の状況はまだマシで、
横浜国大に行った「はちきん」は「言うことが、きつい」、
そう日本人のクラスメートに言われ続けて、遂に失語症になったそうだ。
しかし、彼女は高知県の基準では、決して「きつく」なかった。

ある時、私の目の前で、この「横浜国大はちきん」は、
失恋した日本人男性と話していた。
彼は、ある日本人女性に見るも無残に振られていた。
この日本人男性はこの日本人女性に「ひたすら尽くしていた」が、
この日本人女性はケニア人が大好きで、
ハンサム・ボーイの日本人の彼を振って、国連開発プログラムでケニアに行った。

日本人女性のことを 「sick(もううんざり、気持ち悪い)」と言ったり、
米国と違って日本女性が訴えないと思って、
「お前まだ子供産めるのか」と日本で40代の女性に何回も言ったりする
(←セクハラ発言のうえ、ストーカー!!!) ケニア人男性やアフリカ系男性に、
不甲斐なくも、彼は完敗したのである。
タイガー・ウッズのように、「理想という建前」を振りかざして、
表面上、「良い子ぶりっ子」して好感度を上げるのが超得意な彼らに、
この日本男児は、ボロ負けに負けたのだ・・・

「横浜国大はちきん」は、慰めようとして、はっきり彼にこう言った。
「次はもっとマシな子を選びなさいね・・・」
彼は落ち込んだ。

しかし、私に言わせれば、彼女は論理的に当たり前のことを言っただけである。
「ああ、そうだ。次にはもっとマシな子を選ぼう・・・
自分を散々振り回した挙句、情け容赦なく自分を振った彼女。
そんな酷い彼女より、もっと素敵な子を選ぼう」と思えばよいではないか。

彼の反応は違った。ますます落ち込んだ。彼はもっと別の慰め言葉を期待していたのだ。
何と繊細な。
これでは生きて行くのが大変だろう。
こんな繊細な男性は高知県に放り込んで、たくましく鍛えなおせば良いのだ・・・
きっと「いごっそう」が鍛えなおしてくれるだろう。

「おんしゃぁ、アホウかよ。そんな女らぁさっさと忘れて、
 もっと えいがを(=もっと良い女を)選べや」*注

そう、彼にスパーンと言うに違いない。
(*注: 土佐弁:「えい」=「良い」、「もっとえいがを」=「もっと良いのを」)

ある東京出身の編集者の知り合いの京都人は、高知県女性を「アマゾネス」と呼んだそうだ。
もし高知に行くなら、アマゾネスに気をつけろ・・・と言ったそうだ。
この京都人は、「はちきん」女性で、きっと苦い経験があるに違いない。
しかも、京都は女性的な文化で、高知は男性的な文化。
きっと男性として、はちきんの女性パワーに負けたのだろう。
しかし、アマゾネスとは・・・
美しい女戦士・・・という意味だろうか?
(・・・決して良い意味で言ってるんじゃない気がするんだけど・・・・
 気のせい? 負けた腹いせ?)

そういえば、幼稚園の時から米国で育ったある帰国子女(上智外英の後輩)と
日本語で「はちきん」の話をしていた時、彼女はこう言った。
「私の母も高知県出身でしたけど、やっぱりエキセントリック(eccentric)でしたよ」
絶句した。
エキセントリック・・・・
(この意味がわからない人は辞書を引いてください・・・)

高知県人の私にとって、高知県人の性格は当たり前で、
エキセントリックだと思ったことはない。
高知県では当たり前で、他県では当たり前ではない。
そういえば、人は他人を判断する時、皆、自分自身を基準に判断するのだった・・・

でも、他県の人が他県の基準で「はちきん」につけたニックネームだけど、
はちきん達は、「美しい女戦士」を名乗ってみるのも悪くないかもしれない。
自分は自分。
達観の域に達した今日この頃である。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.12.24 22:30:32
[言語・文化・コミュニケーション] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X