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Pussy Cat Sophie (子猫ソフィの猫物語)その他

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2011.04.20
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太古の昔、海から有機生命体は進化してきた。
海は生命の源。
最初は単細胞生物から、徐々に複雑な物へと。
生まれて次の世代を残して、また次の世代が次の次の世代を残して。

なぜ古い個体が死んで、新しい個体が生まれたのか。
もし単なる偶然ではなく、
何らかの目的のために、何かが起こるとすると・・・

進化するためだったんじゃないかな。
より優れたものへと進化するためだったんじゃないかな。
もしかすると、より複雑なもの、より優れたものに進化するのは、
この宇宙の意志だったんだろうか。

次の世代へと移り変わる間に、少しずつ進化してきた。
生きては死に、生きては死に。
果てしない生命連鎖。

でも、おそらく個体が意志と感情を持つようになってから、
個体の死に対して哀惜の情を感じるようになった。

恐怖という感情は、厳しい生存競争でせめぎ合う自然界では、
生きるために必要なのだろう。
それはわかる。

短い生命を暖かく幸せに生きるために、
愛おしいという感情があるのもわかる。

でも、悲しいという感情は、
生きるために、進化するために、必要なのだろうか。
そんな感情あったって、悲しいだけじゃないか。
生まれては死に、生まれては死に、
自分や他人や、家族同様の猫や犬が死んでいく。
悲しいだけじゃないか。

もしかしたら、愛情や悲しみには、
命を大切に愛おしんで次の世代に命をつなぎ、
進化を続けさせるという役割もあるのかもしれない。

それでどの生き物も、ある程度進化した生き物なら、
次世代を担う子供を大切にするのかもしれない。

悲しいのは人間だけじゃない。猫や犬にも悲しみという感情がある。
おそらく他の哺乳類にも。

だが、人間(ホモ・サピエンス)は、植物を食べるだけではなく、
他の動物を殺して肉を食べる雑食性の生命体に進化してしまっている。

人間の感情や倫理観では、たとえ生きるために食べるのでも、
他の動物を殺すことは、決して良いことではないのだ。
(さすがに肉食性の動物に、この感情や倫理観はないようだ。
 こんな感情や倫理観があると、肉食性の動物は他の動物を殺せず、飢え死にしてしまう。)

高度に進化するにつれ、
進化や食物連鎖の実態にはそぐわない感情や倫理観を持つようになった
ホモ・サピエンスという人間達。
でも人間は、こうした感情や倫理観や価値観こそが、
人間が人間たる所以だと誇りにしているのだ。

今の人類が進化して、
いつか次の世代の人類(正真正銘の新人類)が登場するだろうが、
その時、その新人類はどんな感情と倫理観を持っているのだろうか。

もしかして、次の世代の新人類は、全ての生物の命を大切にする命の番人になるのか。
本当の意味で、霊長類の長(おさ)、他の哺乳類や全ての生命体の長になるのか。

今の人類よりも、
更に進化や食物連鎖の実態と遥かにかけ離れた感情と倫理観を持っているのか。
もしそうであれば、どうやって実態と感情と倫理観のギャップを解決するのだろうか。

それとも、その遥かに優れた頭脳と効率性で、
永遠に死なない身体を作り、
動物を殺さずに、
原子や分子から動物性の食物を作り出すのだろうか。

まるで米国のテレビ番組「スタートレック」シリーズで
原子から簡単に食べ物を作り出すように・・・





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Last updated  2011.04.27 14:14:41
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