平泉寺白山神社
仕事の帰りに福井で観光した。福井といえば、東尋坊と永平寺。が、これは置いておいて、今回の感動スポットは平泉寺白山神社(白山平泉寺)だった。平泉寺白山神社は、奈良時代の修験道の僧泰澄大師が717年に建立した古社。今年は開かれてからちょうど1300年だ。白山信仰の拠点寺院で、室町時代には四十八社・三十六堂・六千坊・僧兵八千人を数える隆盛を誇ったという。因みに、東尋坊はこの寺社の僧。案内文には『境内は国史跡に指定されており、杉の巨木と一面の緑の苔(こけ)が広がる庭園は国の名勝になっています。また石畳の参道は「日本の道百選」に選ばれています』とある。境内は名勝に相応しい佇まい。観光地化されていない幽玄な雰囲気は、まさにパワースポット。参道の階段、苔生した灯篭、拝殿前の庭の苔が、言いようもなく素晴らしかった。