ラビットらむのひとりごと

突然リビングに来たばあちゃん

　あのね
　お人形(五月人形)私が死んだらあんたが飾ってね


あまりに唐突に言い出したばあちゃん



　五月人形は息子(旦那)のだから
　雛人形はお内裏様とお雛様しかないけど娘(義姉)のだから
　私が死んだら飾ってね
　お願いします
　生きているうちは私が飾るから


あー、う、うん


そのまま自分の部屋に戻った
突然どうした？


昨日の午後の話です

頭の中で整理して夕食時に話しました

五月人形は旦那のだから飾るけど
雛人形はその子の守り神だというから
お義姉さんにゆだねて欲しいのだけど
私だってずっと生きているわけじゃないし
ゆだねられても自分の物じゃ無し
いずれ処分するなり供養するなりするときに
すごく重いんだけど
お義姉さん健在なんだからどうするか母娘で決めて欲しい
私のは実家から持ってきて毎年飾っているわけだし
自分の物のような取り扱いはできないなぁ


　そうだね
　娘に渡そうか
　供養しちゃおうか


だからそこのところは私は何とも言えないから
母娘で決めて



義姉がなんと言うか
いらないと言えば
結局ばあちゃん自分で処置できないから
私が調べて人形供養するようになるんだろうけれどね



旦那に話したら

　何でもかんでも自分の後始末を促すんじゃなくて
　それまでに出来ること自分でしようとしないんだよな



私のひな人形は木目人形で小さいから
万が一私が死んだら棺に一緒に入れてね



首を横に振り

　俺は知らない
　あり場所も知らないし
　【俺が先に死ぬから】


あくまでも自分が先に死ぬと言い切っています