広場という形。
イタリアで行きたいなと思っていた場所、ナボーナ広場、ここに来る前に「イタリアの広場は細かな路地でつながっていて、外からではわかりにくいですよ。」と説明を受けていた、地図をみるとわかりやすいのだが、実際にいってみるとまた印象が異なる。広場は、建物に囲まれている、外の空間から隔離され、またひとつの空間を演出している、車の出入りがなく、時間がゆったりと進む、広場の中には3つの噴水があり、そして、ストリートパホーマンスが盛んに行われる広場だ。小雨が上がった平日ということだったが、思ったより賑わっていた。ミラノのガレリアもそうだが、この空間が中世に作られ、今尚、人々の憩いの場になっている。もうちょっとゆっくりしていきたいなと感じる場所だった。店のディスプレイ、ピノキオ、鼻がみんなに掴まれて貫禄をましていた。広場の周囲の建物にはカフェ、レストラン、土産物屋さん、ジェラート屋さんなどはいっている。突如、馬車にて劇団の一味が騒ぎながら広場を周り始めた、みていても楽しいが、「これから講演が始まるよー。」ってことだったらしい。広場につきものの似顔絵屋さん、私達も書いてもらった。あとストリートパホーマンスを演る人、いきなり旗をもって、観光客を誘導してみたり、即興での観光客との絡みがおもしろかった。あと透明人間や、白い人、絵を売る人など。劇団の講演、もちろん、日本語ではないのでさっぱり意味はわからないのだけど、もうちょっとゆっくり観たかったな。余談だけど、開演中、馬車の馬はじっと待機していてよく馴らされているなぁと。このあと、広場をでたのですが、まんまと西側の迷路ののような路地で、現在地を見失いました。地図だけではわからない空間で、革職人が革製品を作っていたり、小物やさんがあったり、落書きがいっぱいのところがあったりで、実際にいって肌に感じるものってあるなと実感しました。