近世の火葬の普及によってほとんどが先祖代々之墓の
カロウトへ死者の焼骨が埋納されている。
よって、昔日行われていた死者の肉体が土饅頭の下で
眠る現実は消失した。
だから、中国製の墓石(石塔)が林立する墓地(墓苑)は
幽霊の出る場も奪われ、火の玉も浮遊しない。
しかし、かと言って死者の全てがこの世から消え去る訳
ではないのであって、生者の内に生き続けている。
故に死者には迷惑な事であろうが、いろいろとそれぞれ
の立場で想い為すこととなる。
そんな、悟れない生者を憐れんで死者が夢で別世界の
実像をつたえる仕儀と相成る事は珍しくないことです。
斯くいう私もその体験をしたばかり、です。
今、気がかりなのはDVで身を隠してる姪、その子供た
ちと放射線の下で流離っていた愛犬の雪姫のこと。
犬はその多くがガンを発症して死んで行っています。
山川は未だに高濃度の放射線に汚染されていて人間の
立ち入りを拒んでいます、福島県が放射線の測定を拒
んだのは、住民の不安を煽るという口実ですが詭弁に
過ぎない、彼ら、行政の主体者にとって不都合な真実を
暴かれたくないと言う、原発事故を起こした側には好都
合な姿勢でありましょう。
南相馬市の桜井市長が区域変更に真っ先に飛びつい
て住民の被害を無視したのも、首長としてその行政機能
優先、存続を図ったからであります。
日本で3番目の被爆県である福島と言う認識が欠如し
ているのは、本当に残念でなりません。
”棺を覆うて、、”と言う言葉がありますが、棺に入る前に
行政に携わる者は、人間として真摯な心で以て事に当
たって欲しいと切望します。
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最終更新日
2012.07.20 21:26:08
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