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 めいてい君@ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Jan 19, 2012
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カテゴリ:事故・災害

 おりしも、100年前には、タイタニック号という世界一の客船

が、大氷山と衝突して、凍り付く海で大勢の人命が失われた。

 船長達は、豪華客船の乗船者の救助にできうる限りの努力

をして、女性・子供を優先に救命ボートで退船させ、自らは

沈み行く船に残る事を決意した。

 豪華客船のこの悲劇は、実質のオーナーでもあった、J.P.モル

ガン氏(米財閥モルガン・ スタンレー社の創始者)が莫大な保険

金を受け取った曰わく付きの事故であったために、様々な憶測を

呼んだものである。

 同じ日ではないが、丁度、その事故から100年目の始めの1月に

当たる「13日の金曜日」にイタリアのトスカーナ州沿岸で大型客船

の座礁事故が起こった。

 タイタニック事故と比較すると、

1.タイタニックが氷山にぶつかる自然事故であったのが、

今回は、地中海クルーズであり、船長の独断で、陸地に

対する観光サービスとして、敢えて150メートルも陸地に

接近し、海図で見落とした暗礁に乗り上げたこと

2.タイタニックでは船長以下主要な乗組員が、乗客を救う

ために最後まで努力を行い、沈み行く豪華船と運命を共に

したが、今回は、船長以下乗組員が我先にと脱出したこと

3.タイタニックは遠洋での事故であったが、今回は、沿岸で

の大事故であり、今回は、大量の燃料が流出し、地中海の

環境破壊が懸念されて、ただでさえ金融危機にあるイタリア

の観光に陰をおとす

4.さらには、より莫大な保険金を支払うことで、金融業界を

さらに窮乏化させる、などの悪材料を提供している。

 

 小生の呆け頭で、興味深い、判る範囲を纏めてみる。

 危険運転致死傷害事故では、あきらかに自殺行為では

保険がおりないと思うのだが、このような自殺的行為にも

海難保険はおりるのだろうか?

 自ら航路を離れた自殺的行為であるのは自明である。

 船会社としては、まことに海難保険「様様」であろう。

 

        「100年目初の13日の金曜日の

           海難事故を比較する」

 

船名

コスタ・コンコルディア号

タイタニック号

船籍

イタリア

イギリス

オーナー

カーニバル社(の傘下コスタ・クロチエレ社の運行)

実質J.P.モルガン氏

(米国巨大財閥モルガン・スタンレー社の始祖)

進水

2005/9/2

1911/5/31

沈没事故

(100年後の初めの月の13日の金曜日)

陸地に近づきすぎて暗礁に座礁し、少し前進した後、2012/1/14未明に横倒し状態で波に揺られている

氷山衝突後2時間40分後の1912/4/15の未明に沈没[今回の事故の100年目前]

事故原因

前日「13日の金曜日」午後9時半頃

(朝刊150m沖の暗礁で衝突、その先の500m沖で3時間後に横倒し(海図北緯42度21分43秒、東経10度55分16秒にあり)。

水深35m海域だが更に深場に入れば沈没も。

前日深夜に氷山衝突。

流氷群の無線警告あったが、前日の無線機の故障で無線室は船客電報発信業務で忙殺された。流氷の発見から37秒後に回避できず衝突。鋼板の冷温脆弱説、リベット脱落説など。一部破断した喫水線から海水が流入。

出航前から発生していた石炭庫からの小火は鎮火したが、第5防火壁が弱っており、氷山で抉られ、一気に海水流入。

3,773mの深海に沈む。

 

事故遠因

船長の通常航路を外れた無謀運行の人為的ミス

双眼鏡なく肉眼確認に依存した航行で氷山衝突

船長等の対応

船長は事故後先行脱出しようとして、沿岸警備隊に「船内に留まり避難誘導するよう」指示されたが無視し、過失致死、操船放棄の容疑で逮捕された。他の乗員も我先に脱出した。

船長、副船長、一等航海士、機関士などは、乗船者の退船を最後まで見届けて、船と運命を共にした。

その他の船員も乗客の避難誘導に携わった。

保険金

海難事故としては史上最高の10億ドル(767億円)の保険金支払い見込み。

船価45,000万ユーロ(約440億円)

燃料:2,380トンを積み、一部はすでに流出し、被害拡大が予想される。

200万ポンド(300から390億円以上)

再建造および姉妹船の大改装が出来る金額。

全乗員数

4,299(日本人43名全員無事帰国)

2,223人(乗客1331、乗組員892)

犠牲者数

12人[うち乗組員1名](負傷者60名、行方不明者20名[うち乗員4人])

<2012/01/22訂正>

1,517人(生存率32%,1等60%、2等44%、3等25%、乗員24%)

旅費の例

日本からの地中海クルーズ7日間(往復11日)旅行費は183,000円(航空旅費含む)と手頃

一等特別室4,350ドル三等客室15~30ドル

総トン数

114,147トン

46,328トン

機関

ディーゼル・エレクトリック

61,000馬力(推進出力)

機関 蒸気レシプロ2基,蒸気タービン1基/3軸,総出力51,000馬力

全長

290.2m

269.1m

全幅

35.5m

28.2m

高さ

(17階)54m

53m

速力

19.6ノット

23ノット

 [総定員]

[4,870]

[2,223]

 [船客定員]

3,000(最大3,780)

1,324

[乗組定員]

1,090

899

救命ボート

(訓練不足)

1,176人分(定員の53%)

脱出出来なかった乗客乗員

多数(乗員が先に脱出)

1,500人(定員の67%)

衝突・沈没間

3時間後(避難指示1時間後)船底を海底に横倒

2時間40分後沈没

海水温度

低温?

零下2℃

死亡原因

低体温症?

心臓麻痺、低体温症

海難信号

SOS無線信号無し。乗客の携帯電話のみ。

SOS無線信号






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Last updated  Oct 21, 2013 11:03:35 PM
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