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<本文は2012年ベース>
インドは、米国のイラン制裁で苦境に立っている。
原油の輸入ではイランから1割程度を調達しているからである。
輸入削減は国内産業に重大な影響が出るので、調達方法に
代替できる方法があるかどうかを検討中の姿勢を見せている。
統計では、輸入額3,220億ドルのうち、商品別では、「原油・石油
製品」の輸入は972億ドル(ほとんど原油だろう)で、国別ではイラン
からの輸入は99億ドルである。
このことから、インドの輸入の原油のうちイランが1割を占めると
言われるのだろう。(原油での転売があっても同じ割合であるが、
制裁でその部分を外しても影響は少ない。)
インドは、宝飾品の原料を輸入して、加工して宝飾品を輸出する国で
あり、UAEから、原油とともに宝飾品の材料の原石なども輸入している
ので、UAEは仕入れ先でもあり、納入先でもあるややこしい関係にある。
呆けの小生には、またまた、頭が混乱したが、「中国」での統計と異なり、
JETROの「インド・日本」の貿易はインド側の資料で統一されていたので
FOB,CIFによる混乱(まだ、「海流や雇用船員の相違による船運賃増」や
「荷揚げ費用の違い」、「両国関税率の違い」などがあるとおもう)は生じ
なかった。
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インドの基本情報
(外務省、CIA=World FactBookなど2014年数字に改訂)
国名 | インド |
幸福度(エイドリアン・ホワイト氏) | 第125位 |
通貨 | インド・ルピー(63.60ルピー/ドル-2015央) |
国花 | 蓮,水連 |
国旗 | サフラン・白・緑の横三色の中央に「チャクラ」という法輪を配した旗。サフラン色は勇気と犠牲又はヒンズー教、緑色は公平と騎士道又はイスラム教、白は平和と真理又は両宗教の和合を表わす。中央は古代インドのアショカ王の記念塔からとった法輪(チャクラ)が描かれており、その青色は空と海を表わす。法輪の中の24本の線は1日24時間を表わす。また、全体で多宗教・多民族の団結を象徴する。 |
国の標語 | サンスクリット語: まさに真理は自ずと勝利する |
面積:平方キロ | 3,287,263平方キロメートル(日本の8.8倍) |
人口: | 12億1,057万人(世界第2位) |
人口密度:/平方キロ | 368人 |
首都 | デリー(人口2,175万人) |
言語 | ヒンディー語、英語、ウルドゥー語、ベンガル語 |
宗教 | ヒンドゥ教(80.5%)イスラム教(13.4%),キリスト教(2.3%) |
政体 | 連邦共和制 |
元首 | プラナーブ・ムカジー大統領 |
議会 | 二院制 |
政権 | 首相ナレンドラ・モディ、インド人民党(BJP) |
主要産業 | 主要な産業は、農業、工業、鉱業、IT産業 |
GDP:億ドル | 2兆669億ドル |
一人当たりGDP:ドル | 1,630ドル |
実質GDP成長率 | 7.3% |
消費者物価上昇率 | 5.87%・・2015.4 |
失業率 | 8.6% |
政策金利 | 7.75% |
財政収支/GDP比 | 51.3% |
外貨準備高 | 3,518億ドル(2015.5) |
対外債務 | 4,253億ドル |
主要援助国 | 日本、英国、独、米(2012OECD/DAC) |
経常収支(国際収支) | ▼ 294.7億ドル |
貿易収支(A-B) | ▼1,656億ドル |
貿易額:輸出(A) | 3,425億ドル |
同 :輸入(B) | 5,081億ドル |
貿易品目:輸出 | 石油製品,宝石類、機械機器、化学関連製品、繊維 |
同 :輸入 | 原油・石油製品,金,機械製品 |
貿易相手国:輸出 | 米12.4%、UAE10.2%、中国4.7%、、シンガポール4.3%、香港4.2%・・・2013年 |
同 :輸入 | 中国11%,サウジアラビア7.8%,UAE7.1%、スイス5.5%,米国4.8%,イラク4.3%・・・2013年 |
対日輸出 | 7,264億円 |
内訳 | 石油製品,鉄鉱石、ダイヤモンド、飼料、魚介類、元素・化合物 |
対日輸入 | 9,002億円 |
内訳 | 一般機械、電気機器、鉄鋼製品、輸送用機器、元素・化合物 |
日本からの直接投資 | 2,193億円 |
経済協力 有償 無償 技術 | 3,651億円 16億円 34億円 |
在留邦人 在日インド人 | 8,313人 24,524人 |