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以前にお話ししたように、
本籍のあった高知市役所では
「当て字」であった
氏名の更正は済んでいる。
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<氏名更正についてはMar 8~10,2014 ブログを参照>
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なんと戸籍謄本の更正理由を見ると「錯誤」である。
事実は、
1.当用漢字で統一されたこと、
2.パソコン化により類似の文字が便宜上から統一された、
など日本国政府側での一時的な勝手な解釈で、
文字が変えられたに過ぎない。
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国民は、国の便宜に合わさねばならず、えらい迷惑を被ったのであった。
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銀行事務で喩えれば、顧客が最初に登録した文字が基本となるから、
それと異なる当用漢字、類字漢字を使用すると、
「本人ではない!」と判定される。
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銀行など厳密に本人を確認する機関は別として、
通常の社会的行動では、本人の氏名を相手に認識させるには、
当用漢字、旧漢字、どちらでも
良い場合があったり、良くない場合があったりする。
時々、本人でもどれだったかが判らなくなる始末である。
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それだけ日本国は国民個人のアイデンティティを
大事にしてこなかったのである。
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小生の本名は旧漢字体であり、さらに異字体もあるからややこしい。
もちろん、戦前は当用漢字などはなかったから、
戦前生まれには姓名で当用漢字はありえない。
いまさら吉田茂首相を怨んでもしようがないが、「過去」の
お墓の文字と比べる時「過去の歴史認識」を重要視せざるをえない。
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高知市役所と、現在の本籍地市役所が連絡を取ってくれて、
戸籍を遡り調べ上げてくれたおかげで、旧本名に戻れたのであった。
その理由が「誤記」というらしい。
本人が誤って記載したような指摘である。
本当は、国がそのように国民を指導してきたのであるが、
国民のセイにする。
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もう少し前なら、国による強制的な補正でも良かったが、
申請時期が遅いというのである。
まあ、文句を言っても、「過去の歴史認識」はそれぞれであり、
未来志向で行こう。
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市役所ベースでは、このように更正できている。
しかし、住民基本台帳カード、印鑑登録カードの更正がまだである。
同じ市役所であっても、
住民基本台帳カード、印鑑登録カードを更正してもらうために
戸籍謄本、住民票が必要であった。
新しいカードを作り直さずに、今回は「真の本名」を裏書きしてくれた。
カードの有効期限までは「裏書き」という方法である。
次回のカード更新時には、「真の本名」が表に出るが
当分はそれで良いのだそうだ。
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運転免許センターでは、
運転免許更新時に注意を受けていた。
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名前を真の名前に戻すならば、
免許センターか近くの警察に証明するものを持って行くようにと言われていた。
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戸籍謄本、住民票を市内の本署に持参すると、証拠の書類は返さないと言われた。
随分と横柄な仕草なので、全て返して欲しい、変更はココでやらない、と言った。
別の警察官が出てきたので、住民基本台帳カードも渡すと、
運転免許センターと電話の遣り取りが行われた。
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住基カードで確認できたので、免許証を裏書きすると言うことになった。
戸籍謄本、住民票の原本はこうして返還となった。
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「もともと行政機関が間違ったから、こんなことが起きたのである」と
言いたかったが、言っても無駄なようであった。
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さて、上記の「戸籍謄本、住民票」は
法務局での氏名更正に必要なのである。
1.小生の自宅
2.高知市の土地建物
3.四万十町の僅かの山林
のそれぞれの氏名更正登記に必要なのだ。
おちおち、その手続きを辿っていきたい。
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