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カテゴリ:新技術
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呆けの小生は、数十年前の九州出張旅行のタクシーの中で、 別府温泉を通過している時に、運転手さんに話を聞いたことがある。 物凄い湯炎を挙げている温泉池の傍を通りながら、 「この温泉熱を利用して養殖業をなぜしないのか」を質問した。 温泉は鉄パイプを腐らせ、すぐに詰まってしまい、 温泉水は養殖には不適である、という。 「温泉熱を直接ではなく、温泉熱と熱交換する方式でよいし、 温泉水を運ぶパイプにはベークライトというパイプがある。 水を通す水道管は普通の鉛や鉄管など何でもよい。 普通の水池にベークライト管と水道管が熱交換できるような間隔で絡ませば いいのでは」 などと雑談した記憶がある。 もちろん、会話については雑談であり、 運転手さんからは「内密にしておいてくれ」と 言われた。 ★ さて、ウナギの養殖は天然池や、ビニールハウス、温泉水熱交換などで その後は盛んである。 小生の田舎の四万十川上流では子供のころに毎日のように獲れた 天然鰻(=ニホンウナギ:Anguilla japonica)は、随分前から枯渇しつつある。 ほとんどが養殖であるが、ご存知のように、日本近海の沿岸で捕獲される 稚魚を養殖で成魚まで育成したもの以外は極めて稀である。 稚魚は、日本だけでなく、中国、台湾などの河口に海から泳ぎ着いたところを 捕獲して、売買されて養殖業者に渡る仕組みである。 (子供のころには、海水浴で峠の200m下の海辺の川で シラスウナギを捕まえていたら やくざ風な人に脅されたことがある。) ★ 呆け頭は、朦朧としているから信頼は出来ないが、提案がある。 鰻の一生(=成魚~卵~稚魚~成魚の循環)では、 川に上った成魚は、卵を産むために川を下り、黒潮を逆流し、 深海に辿り着き、産卵し、付加した卵は、稚魚の過程で 色んな形態に変化しながら、黒潮に乗って日本などに漂着し、 川を上って成魚となる・・・ように理解する。 ★ 現在は一貫生産を企画する研究所は存在するが、 鰻以外の養殖業では90%以上の成魚が生存するものの、 鰻の一貫生産では成魚生育の確率は数%しかないという。 つまり、日本近海に辿り着いた稚魚(=シラスうなぎ)以降でないと 養殖が出来ないことである。 <鰻の生活環*:WIKIPEDIA> *Silver eel(銀うなぎ、海に下った成魚)→Spawning(産卵) →Eggs→Leptocephalus(葉形幼生、葉型仔魚) →Glass eel(透明なシラスウナギ)→Elver(シラスウナギ、クロコ) →Yellow eel(黄ウナギ、淡水成魚)→ ★ 小生は、「卵~シラスうなぎ」までの期間には謎が多いと思う。 「深海条件」が働く場所を経ないとこの謎が解けていない。 呆けの小生はタスマニア海周辺では、物理的に深海でないのも拘わらず 深海魚が悠々と泳いでいる、という。 <豪州タスマニアのバサースト湾:WIKIPEDIA> 空想に過ぎないが、深海魚が吸い込む水や酸素などがタスマニア海には あるかも知れない。 というよりも、鰓から水を吸い込むのであるから、水圧では深海の状態を 反映できない。 タスマニア海のこの辺りには何があるかはご存じであろう。 水辺にある草木から多量に流れ出る赤色の「タンニン」である。 呆けの小生は、「タンニン」が魚類の鰓から血液に入り込み、 血液を収縮するなどの深海条件を生み出していないであろうか。 いいたいことは、「タンニン」を深海条件と見做して、 鰻の養殖過程のうち「卵~シラスウナギ」の過程で 「タンニン」による血液収縮?過程を持ち込んではどうであろうか。 別に、秘密を見つけたわけではないので、興味のある研究者は 「タンニン」効果を現在の透明な水溶液から赤味のかかる水溶液に 変えることで試してほしい。 失敗したら御免であるが、成功したら日本の養殖業のために 特許は開放してほしい。 ★ 鰻の土用の日を日本人が楽しめるように 「一貫生産が90%以上の生存生育をEnjoyできること」を祈る。 国会議員達や学者達が「獣医学部の加計ありきで」呆けた話をしている中で、 真面目に日本の針路を探求願いたいと思うものである。 本当に日本はこのような国会議員達に針路を任していいのであろうか。 税金で馬や鹿を飼っているようなものでは? 言い過ぎたら、土佐の後免駅である。 ★ 呆けが言っても仕方がないが・・・ (呆けは、脳幹梗塞の患者であることを報告しておく。 つまり、薬で血液の循環をコントロールしているのだ。 鰻にも、血液はあるはずなのだ・・・) 明日は、夏(=立秋前)の土用の丑の日(一の丑)、8月6日(二の丑)もである。 日本人なら鰻を食べよう!!! <鰻の蒲焼:WIKIPEDIA> ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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