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カテゴリ:新技術
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以前からお話ししているように 小生は「丸山ワクチン」で 父(*)への胃癌の「余命:半年宣告」 を「延命:5年以上~10年」とすることができた (*30余年前に逝去、地下鉄千駄木駅近くの 日本医科大学付属病院ワクチン療法研究施設 の丸山千里博士のところに通ったものだ)。 この丸山ワクチン投与は、 「結核に罹った患者には癌で死ぬ確率が低い」 という「知見」を信じたものであった。 科学的根拠よりも知見に重点がある。 「癌細胞」の攻撃力は機関銃のようなものであり、 「丸山ワクチン」の「火縄銃」では 一旦は驚いて攻撃をとめるが、 火縄銃を虚しく打ち続けなければならなかった。 癌の「マシンガン」には 到底敵わなかったのである。 ワクチン投与の延命は「苦痛の人生」を 本人および家族に与えたかも知れない? ワクチン投与を選んだのは小生なのであるが、 胃癌や浸潤性血液癌による痛みからか、 患者本人がワクチンAB注射に気付き 拒絶する不運となった。 小生は、患者の骨を拾った際に 骨にまで達していた「癌」の物凄さを 知ったのであった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 他方で、 免疫力を最大限に生かした方法が現れた。 今回のノーベル医学・生理学賞は、 「癌細胞は 免疫がもつバリアーの、癌細胞と 同盟を結び攻撃しなくする性質を 巧妙に利用する」ことを解明した。 特効薬:「オプジーボ(抗PDー1抗体薬*)は その秘密染みた癌細胞・免疫細胞との契約関係 を破壊(=阻害)するもの」である。 <*PD-1(Programmed cell death 1)> つまり、「癌細胞が出す全ての協力関係の 情報(T細胞のPD-1とPDL1/2の結託)を 遮断し、免疫細胞に対して 直接的な癌細胞への粉砕・攻撃に専念させる」 のである。 このような「阻害薬・オプジーボ」 の開発を行った研究は 人体には危険な薬害を齎さないもの として高く評価できよう。 従来のイレッサなどの 直接的な癌治療薬が 強烈な副作用をもっており 危険な面を考慮しなければならない のと比較すれば 人類に新しい福音をもたらすもの →「阻害薬」開発である。 ☆ 奇しくも、 NEWS ZEROで新しくキャスターに就任した、 有働由美子アナウンサーから この福音の発明にたいする ノーベル医学・生理学賞受賞の情報をえた。 ノーベル賞受賞の 本庶 佑 京都大学特別教授達! おめでとうございます。 彼の「教科書(=知見?)を 信ずるなかれ」という 言葉は真理を探究する学者の本分であろう。 ・・・・・・・・・・・ 地球物理学にも同様の信念の持ち主が欲しいものだ。 ノーベル賞を離婚慰謝料に当てこすった輩の 「地球の未来を隠している姿」には その賞の値打ちはあるまい?が・・・ ・・・・・・・・・・・ 嘗て、 秦の始皇帝が不老長寿の妙薬を求めて 東国(=我が国)に特使を遣わそうとしたが、 今まさにそれが現実になったようである。 親父が存命の時には 「オプジーボ」を知らなかったし、 免疫力は弱いものとしか理解できなかった。 如何に「知見」とはアヤフヤナものである。 長生きはしたいものである! (免疫力だけに、直接の治療薬、手術などと 違い副作用は少ないものの、 全く危険でないものとは言えない。 たとえば、免疫力をすでに使用中の場合や、 免疫力が利きにくい病気などには 注意が必要であるらしい。) ・・・参考・・・ <https://www.nikkei.comから> 小野薬品工業の「オプジーボ」の説明 <https://www.ono-oncology.jp/contents/patient/> ☆ 既に、「オプジーボ」開発により 株価は評価されている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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